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12月23日 早朝のバスで駅に向かう。道を横切る際に大きな赤信号、ならぬ日出を見る。
今日はいい天気。 期待できそう。
久里浜からフェリーで金谷に向かう。 少々風はあるが、鳶が餌を求めて舞っている。しっぽの縁が、真ん中が凹んだ まっすぐなので鳶に間違いなし。丸いとほかの猛禽類なので。 写真右:KTさん提供
金谷から電車に乗る。 1時間に1本の割には10両近くある長い電車。当然、がら空き。
10:37 着いた岩井駅から目的の山、双耳峰の富山を見る。 写真右:田舎道を進む Oさん提供
画面中央の南峰、左手の北峰。海側からだとパッとしないが、向こう側からだと良い双耳峰になっている。
駅併設の観光案内で、町営バスの時刻表、伏姫伝説の地、百田宗治の終焉の地などの、情報を仕入れる。
皇太子も来たことがあるのだとか。
10:50 伏姫と八房のモニュメントの前をぬけ、手押しポンプをがっちゃんこと押して飲む水は、残念ながら気管
に入り、むせてしまう。
踏切を渡り、交通量の多い道に辟易。小学校脇を曲がり、田舎道をくねくねと進み、ようやく中学校前に着く。
歩くこと10分、伏姫籠穴の入口に着く。11:23
立派な門構えの入口をくぐり、登ること5分、穴の入口に着くが柵と門で囲われていて中に入れない。門手前の
柵の上に立ち、手を高く挙げて1枚2枚・・・・・。 カメラぶれの写真を撮る。 写真左:KTさん提供
それでも、白い玉が入口中央にあり、その回りに文字を書いた黒い玉が並んでいる様子が分かる。「礼」の文字が書か
れた黒玉が見えるから、「仁義礼智忠信孝悌」の8個の玉があるのだろう。そういえば駅前の「伏姫と八房」のモニュメント
に玉の案内が有ったなー。
伏姫舞台から眺めると白い玉は見えるが、中が暗くて良く判らないし、黒い玉も見る角度が悪そう。
伏姫籠穴についての案内看板もあるのだが、彫りが薄くて写真に良く写らない。
穴の形状は、奥行き5m。入口は小さいが、奥は直径2.6mぐらいの円形、高さ1.8mとある。
ゆっくり腹ごしらえし、11:43 目的に向かって出発。5万分の1の地図にある北峰に直登するルートを採るが、途中で
道が途絶える。 どうも廃道になったようだ。
やむなく引き返し、舗装道路を詰めて行く。やがて山道となり、かなりな勾配で高度を稼ぐ。稜線近くに水場があった
が、あまり旨くない。
稜線にでて南峰に向かう。12:30 着いた所にはお堂しかなく、見晴らしもない。また、腹ごしらえにかかる。
お堂の前でひなたぼっこしながら腹ごしらえ。南峰から見た伊予が岳。岩肌が荒々しい。のんびりしすぎたのが・・・・
後々たたる。次ぎに北峰に向かう。
13:15 北峰には見晴らしの良い展望台が備え付けられていて、西側〜南側がよく見える。伊予が岳は木陰でNG。
皇太子ご夫妻も眺めた鋸山。南は岩井の町、雲間に日の光が映ってまばゆい限り。
その皇太子・皇太子妃両殿下御散策記念の碑もあり。ついでに、その周囲には皇太子妃殿下のお印(浜茄子)、
啓宮愛子内親王殿下のお印(五葉つつじ)が植えられている。H17年10月に植えたのだとか。
13:23 ゆっくりしすぎたので先を急ぐ。舗装の急な道。途中で右折するところを左折し、またまた時間を食ってしまう。
途中の畑で、作業中の老婦人に話を聞く。そしてただでせしめる。で、またまた時間を食ってしまう。
写真左:今年の出来を聞く筆者。 KTさん提供 写真右:せしめた菜花。鮮度良し。湯がいて食べて良し。苦味無し。
今年は異常気象で、枯れた花目が混じり、売り物にならないのだとか。わき目を出させるため、本目を摘んでいたの
を分けてもらう。1本で良いと言ったのに、じゃあ2つ、いや仲間がいるから・・・と計4つ。
その仲間曰く「まるでお年寄りをだましてせしめる○○商法にそっくり」と言われてしまう。
とはいえ、菜花と言う野菜を知らなかったのが老婦人に教えて貰い試食?し、その後食べるようになったのだから、 どっちの商法が利益を生んだのか・・・・・・。
近づく伊予が岳、遠ざかる富山 双耳峰が良く判る。 写真左:伊予が岳 Oさん提供
季節はずれの紅葉も。結構早足できたせいか、MYさんが足を痛めてしまった。慎重に進む。
さあ、伊予が岳の登りだ。14:32
仰ぎ見るとんがり岩は山頂の南峰、その左手が北峰。
途中の東屋まで結構な登り。一休みしてそこからがまた大変。ロープ、鎖のオンパレード、336mしかない山だが結構
ハードではある。
写真左:よじ登るMYさん、Oさん。 写真右:山頂で一息のMYさんと筆者。 写真提供 Oさん
15:16 南峰は岩山で見晴らし良し。すでに北峰についた仲間と互いの写真撮影をする。
写真左:南峰上のMYさん、Oさんと筆者。写真提供Nさん 写真右:北峰上でミニ宴会
着いた北峰(三等三角点)で景気付けする。15:29いい気持ちで、足取りおぼつかず。さて下り。ゆっくり慎重に下る。
途中、夕日の木洩れ日が、椿の葉っぱに反射し、オレンジ色の花が咲いたよう。地表もオレンジで染め分け。16:16
そのオレンジの源を眺めつつ、16:34ようやく天神郷のバス停に着く。最終バスは1時間以上前に出た後。
本日の宿に迎えに来てもらう。着いた民宿は魚料理自慢。酒+舟盛り付きで9300円
左 夕食 右 朝食
翌24日 朝食が8時なのでその前に朝のお散歩。6:30頃出発。コンビニで暖かいコーヒーと甘酒を買い、適当に左折
して浜にでる。合宿中の高校生の集団3つとすれ違い、浜の西端の堤防に出る。
6時58分、山の鞍部にようやく日出。波打ち際の反射もなかなか楽しいもの。
しばし眺めたあと、帰路に着く。浜に戻り振り返るとあおさぎが先ほどの堰堤の上にいる。あわててカメラを向けるが、近
づいていた犬と人に驚いて逃げ去られてしまった。
浜の東端まで戻り、なにげなく堰堤を見るとさっきのあおさぎがじっとしている。首をすくめ、警戒中。そっと近づき20m
ぐらいのところから最大望遠して撮る。
満足して、裏道をくねくね抜け、ワンちゃんの前を通り過ぎる。その前にセキレイが止まったので記念撮影する。
すぐに川に突き当たり、近くの橋を渡る。伏姫大橋と言う名の幅6m長さ10mぐらいの。橋の中央にプレートが埋め
込んであった。
ここから歩くこと20秒。宿に帰り着く。
朝食後、電車までの時間待ちにお墓巡りをする。昨日仕入れた「百田宗治」の墓と記念碑目指して。
歩くこと15分、寿薬寺に着く。 右手の墓石の中に分け入ること1分。目的の墓を見つける。
左が墓、右(正面)が記念碑。その昔歌ったことのある歌だ。詩人、児童文学者の代表的な歌詞が刻まれている。
ここから、駅まで道を急ぐ。途中に楽しい地蔵尊があり、ちょっと寄り道。ちょうど講話が行われているところで、
お茶のお誘いをうけたが、めんどくさいのであわてて退却。
そこから10分、繁華街?を通り、岩井駅着。浜金谷駅に移動し、フェリーターミナルの店で「アオリイカ」を入手
船中で生ビール+鰯ハンバーグを食らいつつ、帰路についた。
残念ながら、京急の44.4km、33.3kmポストはじゃまが入り、今回も撮影できず。また次回かな。
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