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小太郎山


10月21日 
肩の小屋か御池小屋か、天候も??で、散々迷った挙句、9:00のバスに乗るべく甲府に向かう。以外と天気が良く、
バスも増発。ただ、夜叉神峠で3割方降りてしまった。
農鳥岳や千丈岳をバックに紅葉ちょうどのスーパー林道を抜け、11:12広河原着。
肩の小屋に宿泊の予約し11:30出発。


2.5Hr+3Hrだから17時には着くかな。仰げば前方に北岳が。大樺沢をひたすら登る。正面に太陽があって、
そこそこ暑い。ほとんどノンストップで大樺沢出会いに13:15着く。45分も短縮だ。
ここらでは、木の葉っぱは落ち、まわりは黄色くなった草ぐらいしか無い。


振り返ると早川尾根の稜線が見える。足元には北岳肩の小屋のペンキ表示。水場はかなり上流だったので補充せず。

一休み後、尾根筋に向かって急登。45分後の14:00、途中の平地にナナカマドの赤い葉。
まわりは裸になったダケカンバの森だが、ここの木だけふさふさ。

                                      バックには北岳の岩場

見上げれば青をバックに白い飛行機雲も。もうひとがんばりと歩みを進め、50分後の15:00 稜線にでる。


道を回りこむと正面に甲斐駒ヶ岳の白い頂、その左斜め手前に目的地の『小太郎山』。

   左:稜線から                           右:北岳山頂から

その左手には、雄大な仙丈岳も。小太郎山方向に少し進み、明日のルート偵察:往復20分。ホシカラスがあちこちに。人
なれしているのか5−7mぐらい近寄っても逃げない。


少し寒くなり、早々に肩の小屋に入る15:55。本日は1時間短縮。ストーブが暖かい。

十分に暖まった所で、缶ビールを背に夕焼け見物で山頂へ。30分後、誰もいない山頂でサンセットを楽しむ。
風が冷たく、ビールはNG。お酒を飲んでいない富士山もやや赤い。   ↓ クリックで拡大1920*960

    写真左上:16:45     写真中上:16:46        写真右上:16:55
    写真左下:17:02     写真中下:17:05        写真右下:17:08


 写真左上:17:01   写真中左上:17:07   写真中右上:17:08  写真右上:17:08
 写真左下:17:08   写真中左下:17:09   写真中右下:17:10  写真右下:17:40
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日没の後、5分遅れでもう一人が上がってきた。赤く染まった飛行機雲の先端の黒いのが夕日を反射し、目玉みたいに
数秒間キラリ。二人して光った光ったと・・・・・。写真は間に合わず。
           ← クリックで拡大800*600

25分後の17:40小屋に帰着。もう夕食が始まっていた。夕焼け後の18:00と言ってたのに。オーナーの気まぐれ?。
なんでも、夕焼け後(=17:15)の意味なのだとか。まあ、小屋付近でも夕焼け、朝焼けが十分見えるし。
      

隣り合ったグループとダベリ、ビールと燗酒2本で身体を暖め、20時前に寝る。毛布を5枚敷き、かけ布団代わりに3枚
上に重ねて。
夜中 快晴の星空を眺め・・・。5分と持たないが。外のバケツの表面がもう凍っている。



翌朝、5時起き。毛布の片づけで10分ぐらいかかってしまう。弁当持って5:20発。
群青色と薄赤い東空を横目にまたまた登る。
5:45山頂着。順に「日出」、「富士山」、「雲海」、後方には「影北岳」が中央アルプスにかかる。

   写真左上:05:21      写真中上:05:45       写真右上:05:53
   写真左下:05:53      写真中下:05:54       写真右下:05:57
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   写真左:06:01:10    写真中:06:01:40     写真右:06:11:40
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      写真左:06:02:02         写真右:06:23:17
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      写真左:06:07:35          写真右:06:12:07
  ↑ クリックで拡大960*360


独り占めの山頂で、冷たい弁当を食う。冷え冷えの飯粒が胃にズンとくる。ともあれ6:15下山開始。
小屋手前10分でやっと最初のすれ違い。富士と雲海から赤味が消えてきた。
昨夜隣り合ったグループともすれ違う。 山頂、八本場のコル経由だとか。13:25のバス乗車に向けてエールを送る。
小屋で「お茶」補充。100円也。宿泊客と言えばただだった?

先を急ぐ。小太郎山分岐を7:02発。片道約1時間を目論む。

   北岳山頂から                         分岐点を少し行った所から

基本は尾根筋だが、途中2箇所ほど仙丈岳側に斜面を下るルートで迷う。晴れているから、道をはずしたとしても問題な
いのだが、1箇所目では巻かずに岩場の上を直行。帰りは道なりに。(以下、小太郎山からの帰路での撮影画を利用)

歩行ルートを赤の破線で。:「大きい赤丸」は写真上で見える道。:「小さい赤丸」で山陰で見えない箇所。
「青矢印」は、斜面を下るルートの箇所、またはその箇所での小太郎山へ進む方向。

ルートの全体が見渡せる所からの画像。

   分岐点を少し行った所から                 写真左の上に歩行ルートをプロット

1箇所目の仙丈岳側に斜面を下るルート画像『下(手前)の青矢印、2箇所目は上(向こう)の青矢印』。

   ルートは岩場に向かって下り、写真の影の黒部分に沿って下り、ゴロゴロ岩を巻いてから登り返している。
   ゴロゴロ岩の向こうに道が見えるため、岩の上を進むかすかな踏み後があり、天気がよければ直行してしまう箇所。

2箇所目の仙丈岳側に斜面を下るルート画像。

   写真右:ここも岩場で行き止まり。その先の這い松にはルートが見あたらず、その先に見える道にどう行くかしばし悩む。
   写真左:ルートは少し急なザレ場を10mぐらい下り、岩場の下部を巻いて進んでいる。

最低鞍部は這い松帯と、ダケカンバ+草原、シラビソの樹林帯。

写真左:鞍部手前から進行方向を。見える岩山は小太郎山の一つ手前のピーク。這い松を乗り越え、草付きを進む。

写真左:小太郎山の一つ手前のピークから見た小太郎山 写真右:ちょうど1時間後の8:02、山梨百名山の柱のある山頂着。

三角点はなぜか東向きの3等。

ガイドブックどおり、北岳、仙丈、甲斐駒が等間隔に眺められる。鳳凰はちょっと見栄えがしないが。

       仙丈岳             北沢峠   鋸岳  甲斐駒ヶ岳 


              北岳                飛行機雲の乱舞の場??



30分ほど過ごし、帰途につく。15分ほど帰ると、初老の女性とすれ違う。普通の方の1.5倍時間が掛かるのだとか。しか
も一人で・・・。ちょっと心配。
気にしつつも分岐着9:50 往復2時間50分(休み30分含む)。とりあえず腹ごしらえしつつ、もと来た道を眺めるが婦人
の跡が見えず。若者が一人、小太郎に向かうとのことで、ルートのレクチャーと婦人の安否を依頼。

10:00本格下山に掛かる。4人づれを追い抜くが、途中でザックの停め金具が折れ、修理中に追いつかれる。抜き返し
つつ、コースタイムを20分ほど短縮の10:53白根御池小屋に着く。30年ほど前の小屋と池の面影全くなし。
以前、無人小屋だった方の小屋は取り壊されているようだから違うのは判るが・・・・・。

  分岐点から見下ろす御池 と御池から見上げる分岐点方向。結構急な道。

ほとんど休むことなく先を急ぐ。急坂を下ること12:14、ようやく広河原山荘に着く。楽しみにしていた「コインシャワー」
は・・・・・営業していません・・・・・。



冷たい水で汗を拭き、とりあえず着替え、450円のビール一缶を持ってバス停へ。
13:05 くだんのグループと再会しエールの交換。今着いた所だとか。ご苦労様。

帰路のスーパー林道は良い景色だが、昨日よりも雲が多め。


ところどころ撮影ポイントではバスがゆっくり走ってくれる。
帰り着いた八王子では小雨・・・・・。 あれ!?傘を持ってくるのわすれた!!!


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