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和名倉山



自宅出発時 台風一過の晴天のはず・・・が無い。1日ずらした10月10日なのに・・・。

ぶつくさ言いながら、トンネルを抜けると晴れ間の覗く甲府盆地。駅前でほうとうを食う。
ワインも買って、タクシーで北上すること1時間9350円。ガスの舞う三の瀬の民宿前に着く。
画像    画像

今にも雨の降りそうな林道を将鑑小屋に向かう。途中、相当の雨が降ったであろうの痕跡:高さ3−4cmの土柱があった。

将監小屋 夜は今時?の大盛りカレー。夜更けの雨音を聞きながら・・・・
夜中には顔の上を「かまどうま」が走るし・・・。
朝は納豆。でも賞味期限が…。04・0?・27とか。腐敗するわけではないが。

雨中出発。腰から胸あたりの笹道入口。トラバースぎみに続く。傘から合羽へと切り替え。
  

ここから約1時間、視界50mのガス+雨。そのうち弱くなる。
西仙波山頂の岩上には普通の2倍ぐらいの長さと幅、色は4分の1ぐらい薄い大型ヤスデ。
今年は異常発生とか。「ケーン」という鳴き声と、「ドドド」と言う足音も聞こえる。

東仙波あたりから雨が上がる。ガスも徐々に晴れてきて、足元も歩きやすい。
東仙波からもと来た道を振り返る。↓



東仙波から少しくだったところ 甲武信岳方向 紅葉良し。遠くには浅間山も。



ワイヤーロープと焼けた切り株と見晴らしの良い尾根。 8:59

8:54

   所々倒木。  5本の倒木が行く手を塞ぐ。           同じ場所で道を造る。



   倒木の白い所は「ケーン」と「ドドド」の活動成果。
   全体図 9:14                      拡大図9:15



山頂近くは地図と道が異なる。10:00見晴らしの利かない山頂着。
                      山頂手前の広場は南の見晴らし良好。


行けそうとのことで秩父湖に向かう。結構鬱そうとした樹林帯。
地図ではピークを通る所が大きく迂回道。ピンクのテープを目印に。結構快調。


背丈を超える笹藪20分。 鹿の足跡。   立っているKTさん
           


笹藪のトンネルを抜けるとそこは急な下り。営林署の小屋跡は、生活ゴミのオンパレード。
ガラスの破片に気を付け下る。


 森林鉄道跡の水平道。   レールや車軸が残る。


歩くこと1時間。迷いの反射板塔につく。尾根沿いの道を捜すが獣道しかない。前方にはまた雲が。
眼下には秩父湖の堰堤が見える。
    全景               拡大。 堰堤の左上の家並みがバス停


ピンクの「端がひきちぎられた」テープを頼りに下る。杉の樹林帯に入るとテープが無くなる。
道も南斜面の尾根を南に下り初め、一同、「おかしい?!」。高度計は650m。
尾根を北斜面に乗り越す830mのテープを見過ごした?

で、テープの有るところまで引き返し。ピンクのテープが見つかるが何か違う。
「端がはさみで切られて」いて、数字が書かれている。

Nさん「本当に東向きの尾根?右手に民家が見えるので北東の尾根では?」
 KTさんが尾根を下り、樹間にダムの堰堤を確認する。で、ふたたび引き返し地点に下る。
引き返した地点から100m、約10分下ると標高550mの水平道に出た。
看板があり、そこには「私有地に付き登山用のテープは貼らないこと」とある。
テープの無い理由がここで判明。(はさみで切られたテープは林界を示すテープだった)
つまり、あと10分のところで引き返し、結局1時間ロスした次第。

6年前に測量された2万5千分の1地図と、30年前の5万分の1地図にあった道は、
ピークよりまっすぐ東に伸びる尾根道。
さらに、2万5万分の1地図には、1200mのこぶと1000mのこぶが読みとれたし、
実際地形はそうなっていた。
Nさん、KTさんの持っていた地図(カシミールから)には北東の尾根に沿った道が
書かれているが、5万分の1地図には、北東の尾根には1200mのこぶも1000mのこぶ
も読みとれなかったことから、東向きの尾根を下っているものと思っていた。
後で2万5千分の1地図で確認し直すと、東の尾根上には1200mのこぶが無く、1000mのこぶが地
形よりもでかい。北東の尾根には地形通りのこぶあり。結局、古い地図を信じて判断ミスを起こしていた次第。
カシミール地図には北東の尾根沿いだが、杉の樹林帯に踏み込み吊り橋の南に出る道ではなく、尾根に沿って
吊り橋の北側に出る道が正しく書かれていた。
16:25ようやくバス停に着く。 

 


1時間ロスしたおかげで、風呂に入れず。 KTさん 泊まる可能性もあったが帰宅することに。
で、メールで「夕飯頼む」、奥さんから「ん?!」 の返事。
再度 「夕飯頼む」、 「ラーメンしかないよ」。のつれない返事と・・・・・。 
そういえば乗り継ぎに時間がなくて土産も買えなかったし。


コースタイム
10月10日 塩山13:54−15:10三の瀬15:20−15:39ミニ土柱−16:10頃 将監小屋
10月11日 小屋6:16−峠6:23−6:41山の神士6:47−8:05西仙波−8:13東仙波8:23− 
        浅間の見える尾根8:27−紅葉の見える尾根8:40−歩きやすい道8:56−
        9:19川又分岐9:25−二瀬への丁字路−10:00白石(和名倉)山頂10:10−丁字路−
        10:45鞍部−11:04尾根筋11:15−11:25頃「背丈の笹藪」11:45頃−
        12:00急傾斜谷間12:10−12:28小屋跡12:30−水平道−13:16反射板塔13:31−
        14:23ドウシンタケ(一応食用。ただしテングダケの仲間なので間違えやすいとか)−
        14:40 引き返し 決定。 −15:50引き返し決定場所再通過−15:57吊り橋−
        16:09登山道入口−16:24秩父ダム堰堤−16:30バス停



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