HOME−−>山行一覧に戻る

白銀山


白銀山は、伊豆半島の湯河原と 箱根湯本の間にあり、箱根ターンパイクの傍らにある篠山。山頂は3m近くの箱
根笹に覆われ、視界不良。 
下る途中は茨の道。 両腕に16ヶ所、両足に21ヶ所の茨の刺し後を確認。結構大変な山行でした。  
 
集合はJR湯河原。ここからタクシーに乗って幕山公園に着く。海抜200m。湯河原梅林の方がわかりやすいかな?
山屋にはクライミングの練習場の方がわかりやすいかも?




新崎川沿いの林道を詰め、右手の登山道脇に初めての標識。 沢を飛び越え、ジグザグと、海抜500mの白銀林
道の水平道に出る。
  


再び山道に入り、伸び放題の蔓をくぐり、沢を詰める。
 

道すがら標識。 梱包用ひもをホッチキス止め。 Vの字の尖った方が進む道・・・・のはずが・・・。


沢の源頭(海抜720m)で道をロスト。 地図上では下り気味に大きく尾根を巻くはずだが・・・。上に下に、右に、
もと来た道にと捜すこと15分、左手上方にマーク発見。2万5千の地図とは違う植林道を上に上に。まあ、目的地
は上だからいいけど。

ザレをわたり、またジグザグと植林帯を上に。傾斜が緩くなると、今度は笹藪。ついに背丈を超える鉛筆大の竹藪
に突入。歩ける方向が道・・・・・・と信じ、両腕でかき分けかき分け。
  
 3m先のKTさん                すぐ前のKTさん              2m後ろのNさん

10分も歩いたろうか ようやく肩当たりまで低くなる。


ハコネターンパイクを通る車の音を聞きながら、もうすぐもうすぐと。やっと出た車道の脇で腹ごしらえ。そしてふた
たび「玉川大学演習林」の看板の横を笹の中へ。



比較的しっかりした道をゆっくりと歩くと、ゆっくりと笹の背丈が上がってくる。ついた山頂近くには背の高い箱根
笹の壁で展望無し。ここで今日初めて登山者に逢う。なんでも道が判らず大変だったとか。


ほんの5分程度で下山にかかる。ちょっと歩くとりっぱな分岐点標識。


星ガ山を経由して弾正ヶ原に向かう道は「源頼朝」が難を逃れた道とか。今はほとんど歩く人がいなさそうで、入
口の道さえよくわからない。この標識から湯本方向に折れ、笹が覆っているものの良く踏まれた道を三所山へ向
かう。
「お金の原料」も生えているし と 快調に進んだのだが・・・・・。 あれ!ターンパイクにまた出た。ここでやっと道
を間違えたことに気づく。 
  お金の花

あわてて引き返すこと20分、登山道から直角に右上に分かれる道らしい踏み跡を見つける。笹に覆われていて、
一見分からず。しばらく悩んだがKTさん先導偵察で「行けそう」とのことで進む。結果は正解であったがなんとも
わかりにくい。
道脇のいばらが手に刺さる。着いた三所山頂は視界不良。それでも正しい道を見いだして一同「ホ!」


しかしこれからが大変な下り。右は植林の檜の枝が迫り、左は木イチゴと野バラ&イノシシよけの柵が迫る細い
踏み跡。
崩れやすい土。じゃまな枝。滑った際に握る茨は二重の軍手を通してくるし、歩むにつれて両足にも刺さってく
るが避けようが無いし・・・・・。

下りきった所から少し登り、棘とはようやく縁が切れ、歩きやすい道が続く。足元には赤い万両?千両?百両?・・・・・
 

WEBでしらべると「百両」はカラタチバナ、「十両」はヤブコウジ、「一両」はアリドウシ とか。
上の赤いのは「ツルシキミ」だそうです。

ようやく奥湯本着。途中の共同浴場 弥坂の湯(500円)にて汗を流し、箱根湯本に向かい、本日の宴会場 
本厚木に向かった。



翌日、左手薬指に黒い点発見。 棘が刺さったままでした。

コースタイム
12月25日 湯河原08:20−08:32幕山公園08:40−09:05幕山分岐−09:11登山道分岐09:13
        −09:30白銀林道09:40−10:00沢の源頭10:15−10:55笹藪突入− 
        11:16箱根ターンパイク道11:45−12:00白銀山12:05−12:10分岐点12:12−
        12:40箱根ターンパイク道12:43−三所山分岐−13:27三所山13:34−14:00次のピーク14:03−
        15:04登山口−15:20弥坂湯16:15−16:30箱根湯本



HOME−−> 山行一覧に戻る