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姫神山


 JR東日本の3連休パスを利用しての山のはしご。
新幹線指定2枚を東京駅八重洲JR東海ツアーズで購入し、後日「3連休パス」を購入しようと同じ所に行ったが、
JR東日本の専用きっぷは売っていないとのこと。「指定券はそのまま使える」とのことなので、すぐ前の東京駅びゅ
ープラザ(旅行センター)に出向き、購入・・・・・できた。

が、担当のお嬢さん曰く、「指定券は解約になります。」で、手数料320円*2*2人分が掛かってしまった。


ともあれ、7/25(金) 会社を休み、朝早く駅に向かう。 5:30発の電車にて大宮に向かう。天候は曇り。現地は
雨の予報である。決めたからには行くしかないが、「普通の雨なら決行。」を決め、睡眠不足解消を兼ねてうたたね。
福島当たりまではまあ持っていたが、仙台当たりから窓を叩く雨の音。古川、一ノ関あたりは土砂降り。窓ガラスに
「バシバシ」雨の当たる音がする。
もっとも、高速走行ゆえか窓に水滴は着かない(理由は後で判明。いや解明?)。「普通の雨なら決行。」を再確認。

20万分の1地図を見つつ、外の景色と照合しつつ・・・・、もうすぐトンネル、北上川を横断、釜石線を横断、・・・・。
めまぐるしく変わる景色はさすが。
新幹線には20万分の1の地図が良くニッ!あう。・・・・・ちなみにこれは盗作である。 

盛岡に近づくにつれ、雨はあがり、とりあえず安堵。重い荷物をコインロッカーに預ける。(500円のロッカーに3人
分が楽に入る。詰めれば200円でも・・・・・。いかに荷物を持たなくなったか!)

新幹線から岩手銀河鉄道「=新幹線が八戸まで伸びたので、JR東日本から切り離された」に行くのにちょっとまご
ついた。在来線への乗り換え口は新幹線の進行方向の逆だが、岩手銀河鉄道の改札口は進行方向。相当歩か
された階下に改札があった。

明るいがなぜか暗い雰囲気の改札口。       電車の表示。ほんとに手で開けないと出られない。
 

盛岡−好摩間は、JR東日本の運賃計算のルールだと21.3km=400円であったが独立採算の第3セクターゆ
え、今は630円。ちなみに盛岡−八戸107.9kmは、昔1890円 今2960円。
この線を利用する夜行寝台はこの間の運賃と特急代が加算されている。まあ、新幹線を作ると在来線はJRから
第3セクになる法律なのであるが。
 

車中から眺める姫神山。 端正な三角形。 右手の裾には牧場がある。    着いた好摩にあった案内板。↓ 

 山まで歩いて3時間とあるが、時間短縮のためタクシーで登山口に向う。そういえばここは啄木の生まれた所だ。

タクシーで10分、登山口に着く。山から、もう下りてくる人がいる。何でも定年後日課のごとく、もう200回以上。途
中の一本杉の水場は、「数年前お腹を壊した人がいる」とかで飲めなくなってしまったとか。

杉並木の中を歩くこと7分、確かに「飲まないでください」の案内板があった。その200mほど下流に水道の水溜め
(井戸用ヒューム管)が有ったが大丈夫かな?登山口にも、この水源の下流に当たる沢から筧をひいた水飲み場
があり、帰りに飲んだが別に何ともなかったからOKであろう。

写真左:一本杉の水場、  写真右:沢から筧をひいた水飲み場

ちょっと急な滑りやすい道を登ると、5合目の稜線に着く。 ブナの林を同じ角度の坂道が続く。


歩くこと55分、頭頂の樹林が取れ、木の背丈が低くなってくる。急に岩が現れ、乗り越すと視界が開ける。 



北上川の周りは見事な箱船様。
写真:KTさん撮影

それから5分、花崗岩の道をぴょんぴょん登り、ようやく山頂へ。 
 
写真左:コンクリートに固められた1等三角点。 「一等三角点の名山 100 新ハイキング社編」の本の通り。

写真右:祠のある山頂。向こうの山々は雲の中。本来なら明日の和賀岳が見えるはずだが・・・。ここまで雨に遭っ
ていないので贅沢は言えない。 右には岩手山の裾野だけがみえた。



南方〜南東には牧場が広がり、のどかそのもの。東方に目をやると雨雲が。どうも近寄ってくる気配。遠目にも雨
の降っている所(すだれが縦になったように見える)とそうでない所がくっきり別れている。帰りのタクシーの時間
にはまだ30分以上余裕があるが、10分程度で急ぎ下山にかかる。 

 ↓下山途中の花崗岩の道。独り占めの雰囲気で進むKTさん。 ↓山頂のうすゆき草 写真:KTさん撮影
  

樹林帯にはいるとやっと人とすれ違う。でも全部で3人。タクシーの運ちゃんが言っていたように、200名山のはし
ごかな?

雨にも合わず、早めに下山できたので、タクシーにも早めに来て貰い、1本前の電車に飛び乗る。おかげで、盛岡
の駅でオレンジカードセットも買えたし、そばを食う時間もできた。味は・・・・・。
 
定刻通りのこまちに乗り、大曲に着く。新幹線の先頭窓に水滴が着くか否か?の話があり、たまたまホームに「こま
ち」の運転士が出発待ち。で確認。
 ワイパーは使う?→ 「上を走るときは使う必要はない(高速走行で吹き飛ぶ)が下は130km/Hな
ので使う。」
 駅に入るときは?→ たまに使う。

 車の情報まで。
 → 「今日運転してきたこの「こまち」号は珍しい型。 R1型 ヘッドライトが1個しかない。」
     ・・・・ワイパーの付け根の下の長方形の部分のこと。・・・・・・・
    「ほかの「こまち」は全て量産型なのでヘッドライトは左右に二つ。
     その昔、山形新幹線の線路を使って試験走行を行った「こまち」のプロトタイプ。
     運転席は汚いとか(というよりか乱雑な配列?と言いたかったよう)。客席はほかの「こまち」と同じで新し
     いのに!」 とのフォローも入りました。

 
写真左:Mさんの乗ってきたこまち量産型(Mさん撮影)、写真右:我々の乗ってきたこまちR1型

大曲駅と駅前。我がすみかと同じケヤキが市の木。



今日の宿に行くバス待ち中の行動。
その1:盛岡で買ったオレンジカード:台紙付き+大型封筒付き を簡易書留で郵送。
その2:明日のおやつと歯ブラシ購入。
その3:バス待合所横のデパートに入り込み、カラフル、カラフルに遭遇。

さすが雪国。 工夫の産物



コースタイム:2003.07.25
     一本杉登山口10:25-一本杉10:32-5合目10:45-7合目11:00-
     
森林限界11:20-姫神山山頂11:30-11:40登山口12:35

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