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二岐山


2003年9月21日 昨日八溝山の車登頂の後、北上するも途中から雨。どうやら南下していた前線がおっかけて
きている様。白河近辺では100万分の1地図とカーナビと道路標識と格闘。無事抜けてホッとしたとたん、にわか
雨来襲である。

ともあれ、村の案内所で地図を手に入れ、道順を聞き、二岐温泉に着く。目指す桂祇荘も程なく見つかる。宿の主
人は「桂祇荘」の祇の字は「氏」の字の下に横棒がある字。高円宮御宿泊の際に頂いた字」と自慢していた。ワー
プロでは出てこない文字。いろいろ探したが・・・無し。


内風呂でなく、離れ風の(掘建て小屋風?)の風呂に入り、明日の晴天を期待しつつも、しとしと降る雨の朝を迎え
る。どうしようかな?1時間待っても振り方は変わらない。

幸い風が無い。で、御鍋神社口からピストンで登ることとする。N氏運転の車で約40分、神社前の駐車場に着く。
合羽を着て重装備。荷物は、ナップサックにお茶と食い物を入れて交代で背負う。 

傘をさして歩くこと4分、登山道入口に着く。 8:33 入口には道案内と、ここら付近に在住の方々のお名前が書
かれている。つきのわぐまさん、カモシカさん、・・・・。

 
 
 歩き始めてすぐ急登になる。檜、あすなろ、ブナの林が鬱そうとしげり、たまには大きな石の滑り易いところもある。
道が緩くなると視界が開けてくる。ガイドブックは林道とあるがそうは見えない。

 9:18 やがて大きな木の少ない湿地帯にでる。 晴れていれば双こぶの山頂が見えるはず・・だが。
 
  足元には赤茶けた水のなかにりんどうの紫があざやか。

再び登りに掛かり、水の流れの中をすすむと樹林中の急登約30分。傾斜がゆるみ、木が低くなるとまもなく白一色
の雄岳山頂。
  
    9:56  雄岳 山頂   2等三角点   
 


少し腹ごしらえし、隣の雌岳に向かう。 ついたピークは赤く塗った杭のみ。10:11 雌岳山頂
   
   展望なし。少し下に標識有り。

 そこには、「山頂結婚記念樹 あすなろ 触れると願いが叶います」 とある。
さっそく触れて、宝くじを買いに行こう〜〜〜。!!!  *:結果(一番下)みてね!!

 


下りは・・・・下るだけ。一度も雨は止まないが、風も無く、強くも弱くもならない。湿地帯を抜け、最後の下りに入る。
 
登山道の一部にだけ滝のような雨が落ちてくる。なんだー?上を見上げて理由判明。

そこには直径50cmぐらいの大きなブナの木が。登山道の真上にあたる部分に苔がびっしり張り付いていてこの苔
から水が滴り落ちている。これがまるで滝。
ブナは、降り注ぐ雨を自分の枝、幹を伝わらせて自分の根元に運ぶ様にできていると聞くが、たまたまこの木は少し
傾斜しているのと、苔が張り付いているのが相まって滝に。いかに集水力が多いか!雨の日ならではの現象。5分ぐ
らい眺めたり、滝に打たれてみたり・・・。


 ブナ滝 の木


そこから20分で林道にでる。 御鍋神社に立ち寄り、御神体のお鍋(というより五右衛門風呂?)をながめる。

 

濡れたとは思わなかったが右足前半分が浸水していた。秘湯の湯 735円 にて汗を流し、帰路に着いた。 
 


* 続き
秋の宝くじは買い損ね。冬の宝くじを10枚求め、期待の年末を迎える。そうして・・・・・・・・。願いは叶わなかった。


コースタイム:2003.09.21
     御鍋神社 8:30-湿地帯9:18−雄岳山頂9:56〜10:05−雌岳山頂10:20〜25−
     雄岳山頂10:35−湿地帯11:15−駐車場12:16
     

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