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武奈ヶ岳

晴  昨日の曇り空がまだ続いているようで心配しながらの出発。
湖西線の車窓から、西は雲の厚い山並みが、一方東の湖は雲間から指す日差しが
さながら光臨のように感じる。 

 
電車の動きに合わせ、落ちる光、返る光の変化する様は見ていて楽しい。 

ルアーフィッシングの船や、電線がじゃまをするのが興ざめか。
とはいえ、電車の先頭は前、横の景色が見えて座っている暇がないほどである。

下車駅(近江高島)手前の乙女が池には面白い橋が架かっていたが、撮る暇が無かったの
は残念。  
駅前に1台しかないタクシー。 まだ営業していない。 あと20分待って! で待つ
駅前には大きなガリバーの像が船を引きずっている。  
あれ? 案内板のガリバー絵とちょっと違う。
絵ではめがねをかけているのに像には無いし、絵には左肩にひもがかかっていたり・・・。

 ふるさと創生1億円でつくったガリバーの像と案内板。
 古ぼけたガリバーせんべい。
 
タクシーの運ちゃん。 ざっくばらん。 なんでガリバー? ふるさと創生で。 そこそこヒットとか。 
もともとあった旅行村にガリバーの名前をつけてガリバー青少年旅行村も流行った。

今日は選挙日。 あそこにいるのが村会議員。 ここがその家。 今回は無投票当選。2年後
町村合併するため・・・。 「畑」地区には独特の手法で漬けた漬け物があるとか・・・・。

ともあれ、くだんの旅行村に着く。 入村料400円/人は払わず(登山者は無料とか)、
あっという間に通り抜け、登山口に着く。
歩き始めて25分、障子滝につく。 鎖を伝って急降下。 岩に隠れてあまり良く見えない。
コイワカガミが咲いている。 元の道まで登り返し、いくつもの滝や淵を通り抜け、貴船の滝
に着く。 


鎖で5m下り、約4mの川を鎖で渡り、4m向こう岸を鎖でへっつく。
KT氏が先行する。タクシーの運ちゃんが言った言葉「今日は水量が多いからね」が
ここに来て実感できる。 濡れないようにゆくには至難の業。 

先行したKT氏の写真:順番待ち中の我々。
 
約6〜7mのはしごを登り、トラバースの後またはしごが続く。


ガイドブックには50mの滝となっている。 けっこうスリルが有って膝にくる。

もっとも、危ないのはここぐらいで、七変返しの滝は川側の良く踏まれた
道を進む。 時々目印が見つけにくくなるが。  

3m弱幅の浅い流れに10cm径の丸太が1本、水面上約1m。 これを渡ろうと
がんばったが、半分もゆかず落橋。 浅場に飛び降りたつもりがこけて左右足、左手、左腰が沈。
冷たーーい!!!。  
手袋を搾り、靴下を搾り、シャツを搾り・・・・。運ちゃんの声が・・・・。 

一通り乾かした後、歩を進める。 ようやく尾根道に到着。 シャクナゲの道をのぼり、
程なくスキー場のゲレンデに着く。
靴下を乾かす。

遠くに武奈ヶ岳山頂が見える。

ゲレンデを一端下り登り直すが、道の選択をミス。 引っ返して暑いゲレンデを最高点に。
中峠分岐からはぐちゃぐちゃのぬかるみ。 
登りにかかりしばらくゆくと視界が開けてくる。

人が一杯の山頂にようやく着く。 雲も晴れるが、もやが霞みあまりはっきりしない。  
 武奈ヶ岳 山頂 三角点
 
ここでしばし休憩。 十分な栄養補給の後、快適な稜線をワサビ峠に進む。
日差しもちょうど、風も快適で心地良い。 膝にもOK。 
あっとゆう間に峠に、谷に、はたまた中峠に着く。 ここで膝を捻り、しばし唸る。 

ここからは長い下り、行けども行けども谷の中の雰囲気。 それでも最下端に
着いてからはほんの一登りで金糞峠につく。 正面に琵琶湖が見える。久しぶりだ。
  
 金糞峠 から 琵琶湖を見る。
   
ここでコース選択。 ロープウェイまで登るかバス停まで下るか。  
結局、ロープウェイ代をケチって下ることとしたが、これが道かと思いたくなるような
ゴーロ道、 約40分つづく。 着いたがけ下で一休み。
ここからは比較的ゆるやかな道、 時々不明瞭。

なるほど地図には迷路、落石 の案内がある。

 看板にも落石の案内有り

ひたすた歩み、林道に出る。 キャンプ場のような所を通りすぎ、イタドリを折り、
ようやくバス停へ着く。 ビールで乾杯&濡れた靴下を干し快適のはずが、
ぎゅうぎゅうのバスとは・・・・。
とにもかくにも宿に帰り着く。

 今日も「鮒寿司」で酒が旨い。


コースタイム:2003.04.27
     ガリバー旅行村8:15-障子滝8:40-貴船の滝9:10-七変返しの滝9:33-
     
比良スキー場10:33〜40-スキー場最上端11:07−分岐11:25−
     武奈ヶ岳11:53〜12:20−ワサビ峠12:50−ワサビ谷13:00−
     中峠13:15〜22−谷−金糞峠14:13〜18−谷下14:39-バス停15:26
     


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