紅葉の良い尾白川渓谷を進むが、「スズメバチ発生。当分通行止!」との張り紙が・・・。
ちょっと気になりながらも、大部分無視して紅葉真っ盛りの渓谷を老人、子供、アベック、犬共々進む。
蛇神滝
白い川底、緑の瀞、黄・紅の葉、青い空、白い雲。
不動滝で渓谷を外れ、いよいよスズメバチの急坂(急階段)登り。が、どこにも見あたらず、いつの間にか中腹の滝へ。
ここからやっと向こうからきた人とすれ違いが始まる。
かなりきつい滑りやすいザレ道が続く。 結構人が下りてくる。 我々よりも年齢が高い。
タクシーの運ちゃんによると毎年1〜2名遭難して亡くなっているとか。 ようやく着いた山頂直下は白い砂山。
花崗岩が風化し、石英のみが残ったとか。紅葉も良いが風が強く、時々風花が舞う。気温0℃。
手がかじかんで字が書けない。振り返れば甲斐駒ヶ岳は吹雪模様。
左側には白い富士山。八ヶ岳の山々はピークだけ雪雲帽子。
麓の小淵沢付近は暖かな日差しが注いでいる様。
あまりに寒いので樹林地帯に逃げ込む。あちこちでお昼時の人々がバーナーを使っている。
熱い珈琲が飲みたい!!
まあ平均年齢60歳の合計100人ぐらいとすれ違う。圧巻は40人の団体。
一列で進んでくるので待つこと5〜6分。25人乗りバス2台できたとか。
山頂から歩1時間20分。林道に出る。 タクシーを呼び小渕沢に出る。
ここからあの二階建て快速(ホリデイビュー山梨)にて帰った次第。
行き帰りの運ちゃんから色々と情報を仕入れた。
尾白川の水は、あの「南アルプス天然水」でおなじみのミネラル水の水源とか。
昨年出来た「道の駅:白州」には、ミネラル水がただで汲める。
しかし、蛇口が1つしかないので混雑している。
その尾白川やその北側を流れる神宮川は、釜無川に流れ込み、富士川になる。
白州町付近の釜無川は、白黒の石が転がっている。
釜無川左岸が八ヶ岳火山から来る黒い大地、右岸は花崗岩の白い大地。
これらの石が混ざり合う。
白州町北西部の県境に近い所で、数十年前大洪水で川底が30〜40m位掘れてしまった。
まるで日本のグラウンドキャニオン。
黒い岸と白い岸のコントラストが良かったとのことだが、岸が崩れるというので埋め戻したとか。
国道20号線に「濁川橋」があり、「濁川」でなく「神宮川」を渡っている。
この神宮川の右岸に「シャトレーゼ」のアイスクリーム工場があり(八ヶ岳の山麓で作ったとのふれこみ)
、中身のアイスクリームより外の容器の値段が高いとか。
神宮川左岸にはサントリーの白州蒸留所がある。
実は、サントリーが来たときは「濁川(大雨が降るとすぐ濁ったため)」という名前
いつのまにか明治神宮に白砂を納めると言うので神宮川となった。
濁川の伏流水を使ってウイスキーをつくるのは・・・・との配慮?
サントリーが金を出して、八ヶ岳山麓のウイスキー保管所につながる道を造った。
そのおかげで小渕沢駅まで遠回りせず(タクシーで1000円は安く)に行けるようになった。感謝感謝!?
ループ橋もあり、右に左にくねくね曲がり・・・・。
灘の酒を船で送ると味が良くなる との話を思い出しているうち、小渕沢駅近くの役場の話も。
なんでもお湯のポットにアジ化ナトリウムを添加して風味を出した方がいて、
一躍全国紙に載ったとか・・・・・。水道工事で局長が△△金で○○した舞台とか・・・・・。
コースタイム:2002.11.05
駒ヶ岳神社9:01-旭滝9:40-蛇神滝10:06-不動滝10:40〜10:55-林道11:30-錦滝11:37-山頂直下の白砂原12:25-稜線合流点12:29-日向山12:47〜12:58-三角点13:03-矢立石14:10〜14:28-小渕沢14:50
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