日光東照宮は徳川家が作った総合芸術といわれ、1200年前に勝道上人が開いた日光山(その中心をなす東照宮、二荒山神社・ふたらさんじんじゃ、輪王寺の2社1寺)絢爛豪華な彩りをみせてくれます。家康の霊廟を二代秀忠が久能山から改葬し、三代家光が大改装して今に残る絢爛豪華な社殿が完成し江戸時代の壮麗な芸術作品として国際的評価をうけております。
三代将軍家光による寛永の大造営は工費お構いなし、設計と総指揮は近江の大棟梁甲良宗弘。寺と神社の建築を調和させた華麗な権現造りはこのころから始まった。
建物の壁画・彩色は狩野探幽の率いる狩野派と長谷川派の絵師たちによる。彫刻は泉州堺の和泉屋忠兵衞、播磨の左甚五郎らにより、各地から集められた名工巨匠、職人、人夫は延べ454万人。工費56万8000両の金と銀100貫勿、米1000石といい徳川家の権威を不動のものとしたとのことです。

  







      

 いよいよ陽明門へむかいます。