始祖鳥や中国では1990年代に入って遼寧省で発見された原始鳥類の化石の研究から、始祖鳥が現在の鳥の始祖だとする定説に疑問が呈されていた。
地質博物館の季強館長は2008年9月初め、同省のジュラ紀後期以前の地層で発見された中華竜鳥は、「小型の恐竜が鳥に進化する段階の代表的存在」で、「これこそ鳥類の真の祖先」と主張。飛行能力はないが、鋭利な歯や羽毛があると説明した。
1996年夏、中国・遼寧省で、ジュラ紀後期(約1億6200万年前―1億4300万年前)以前の地層からから、羽毛を持つ恐竜の化石が発見され、シノサウロプテリクス(中華竜鳥)と命名された。発見された今回の化石シノサウロプテリクスは体長が1メートルに達する成鳥で、全身に約2・3ミリの羽毛があった。前肢はつばさになっていないが、前足にも羽に進化する兆候が見られるという。
背中から長い尾にかけて羽毛が見らる。
このため、恐竜と鳥類をつなぐ、非常に重要な意味を持っていると考えらる。
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