史上最強の恐竜・ティラノサウルス

今年もまた恐竜展が開かれております。去年の恐竜展で撮ったティラノサウルスの写真を出してみて、なぜ最強の恐竜と言われるのか考えてみました。

人間および多くの動物は目が２つあります。　あそびで片目を閉じて腕を伸ばしたまま両手の人差し指の先をつけることをやったことがある方は多いと思います。これは両眼で見ることで距離感がつかみやすくなるという実験です。

片目で距離感を感じるのは近くのものは大きく移動し遠くのものは余り移動しないから、たとえば同じ大きさに見える自動車と飛行機の移動速度を比べればそれなりに距離はわかるということです。

しかし肉食恐竜が移動速度の差で遠近を判断したのでは獲物は捕れなくなります。そこで両眼視か単眼視かは非常に大きい意味が出てくるのです。

馬や魚などはあたまの横に目がついている、距離を計るには当然両方の目で見る必要があるので目の玉を精一杯前にして両眼視で見ることになります。よって見られる範囲は狭くなります。存在を確認するだけなら単眼視でも良く片目ずつで広い範囲を見ればデジカメで作るパノラマ写真の様に死角が少なくなると思われます。

単眼視で敵を見つけたらまずは反対方向に逃げる、これは肉食動物から身を守る草食動物に適しています。一方肉食動物は相手からの距離、相手のスピード、逃げていく方向を瞬時に計算して追いかけなければなりません。

では史上最強の恐竜・ティラノサウルスを見てみましょう。

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