さくらんぼの実るころ 巴里祭のころ         2008.7

今日は巴里祭の日です、先日にあるパリの友人がなくなりました。彼は九州からでてきた画家でしたがあまり売れる絵をかいていませんでした、モンマルトルの丘で日銭をかせいでいた程度です、ワインがすきでいつもよっぱらうとこの歌をへたなフランス語で歌っていました。その彼と30年ぶりぐらいにロワシーの飛行場で2月に偶然あいました、藤田みたいなぼっちゃんがりで 丸いめがねをかけていたのです。彼は日本からもどる写真家をまっているところでした。そのときは元気そうでつやつやしていました。モンマルトルの丘ではだれでも知っている画家です。ぼくがシベリア経由で巴里に到着したときに最初の宿を彼が世話をしてくれました。そこはモンマルトルの丘の中腹の木賃宿でした。

今日の夜も巴里ではあちこちで花火があり、楽団がはいってにぎやかに巴里祭を楽しんでいます。
ぼくが一番すきなのはAndre Dassaryのさくらんぼの実る頃で 実にたくさんの歌手がこのうたをうたっています。


さくらんぼの実る頃

1番

私たちがさくらんぼの実る頃を歌う時
陽気なサヨナキドリも、からかい好きのツグミも
すっかり浮かれているでしょう
美しい女たちはのぼせ上がって
恋人たちは心晴れやかでしょう
私たちがさくらんぼの実る頃を歌う時
からかい好きのツグミは
もっと鋭く鳴くでしょう

2番

でもさくらんぼの実る頃は短いのです
さくらんぼの実る頃 二人は摘みに出かけます
イヤリングを夢見て
同じ皮を着た恋のさくらんぼは
血のしずくとなって葉の下に垂れます
でもさくらんぼの実る頃は短いのです
夢見ながら二人が摘む珊瑚のイヤリングの実る頃は

3番

あなたがさくらんぼの実る頃にある時
もし恋の悩みを恐れるなら
美しい女たちは避けなさい!
私は酷な苦しみを恐れません
一日を耐えることなしに私は生きられないでしょう
あなたがさくらんぼの実る頃にある時
あなたも恋に苦しむでしょう!

4番

私はずっとさくらんぼの実る頃を愛するでしょう
その頃からなのです、私が心に
開いた傷口を持ちつづけているのは
そして私にその傷口を与えた運命の女神は
私の痛みを閉ざすことができないでしょう
私はずっとさくらんぼの実る頃を愛するでしょう
そして心に持ちつづけている思い出を

Ozawa

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