へりからみた溶岩



ハワイのような流動性に富む溶岩が流れる 場合に、表面で冷えて固まった溶岩が内部を流れる溶岩に対して保温の役目を果たし、高温の溶岩が冷えずにそのまま流れることができます。これは溶岩チュ ーブといって、溶岩を遠方まで運ぶ主な仕組みです。噴火活動が低下し、溶岩チューブから内部の流動的な溶岩が抜けてしまうと溶岩のトンネルができる訳で す。また、溶岩の中に閉じ込められた火山ガスの圧力が増加して表面の溶岩を持ち上げて大きな中空を作ることも稀にあるようです。

     

海中の溶岩。

     

流れる溶岩流 ヘリの中でもあたたかいんです。

     


     

1983年から現在までほぼ連続的に溶岩が流出しており、そこでは溶岩チューブを使って溶岩が海岸まで到達し、海に直接流れ込んでいます。その様子も見学できたのではないかと思います。

中田節也(東京大学・地震研究所・火山センター)

撮影機材 
NIKON D80
NIKKOR 18-70mm 1:3.5-4.5G ED



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