「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」
は、
「非戦を選ぶ演劇人の会」
に名称を変更しました。

継続的に戦争によらない平和を実現するために活動を続けていく予定です。
(連絡先・HP・郵便口座などは、変更ありません)

公式サイトはこちらです→ 

毎年8月に、その時々の問題を考えながら、ピースリーディングを続けていきます。

全国各地にこのリーディングの輪が広がることを願い、また、構成台本をHP上で公開することに致しました。(4/5の台本に新たな資料を加え、8/2頃、載せる予定です)
関心をお持ちの方は、是非、自分たちの場所で、自分たちのリーディングを始めていただければ幸いです。

本日(4/9)付けで、首相や関係大臣、政党などとマスコミ各社に、この緊急アピール文を送る予定です。

自衛隊の即時撤退を求める緊急アピール

 自衛隊のイラクからの撤退を求めるという形で、三人の民間の日本人が人質になり、その生命が危ぶまれるという痛ましい事件が起こりました。武装勢力は三日以内に自衛隊の撤退が行われなければ、三人を焼き殺すと声明し、脅迫しています。
 私たちは、この痛ましい事態は、米英に追随してイラク攻撃を断行させた日本政府が招いたものであると考えます。
 福田官房長官は「派遣しなければテロは起こらないのか」と言っていますが、「外国人を狙ったテロ」と「自衛隊の撤退を交換目的とした人質」は全く違うことは明白です。また、「撤退の理由はない」という言辞の中にも、自衛隊派遣が人道復興支援であったのかという反証がありません。
 「戦争終結宣言」から一年たった今、イラク各地で頻発するデモや抗議行動は、アメリカが解放軍どころか、侵略者と見なされていることの何よりの証拠です。アメリカの同盟国として、イラクの人々を殺戮し、その生活を破壊する戦争を真っ先に支持した国の軍隊が人道支援に来たなどと、誰が本気で信じるでしょうか。(言語の問題もありますが、自衛隊は世界的には「日本軍」としか認識されません。)
 また自衛隊員が派遣された地域も、非戦闘地域ではないことは、もはや明らかです。
 自衛隊は即刻、撤退すべきです。
 各国の民間団体の活動にもはるかに及ばない給水活動で見せかけの支援をするよりも、撤退によってアメリカの占領統治を支援しないと表明すべきです。
 私たち「非戦を選ぶ演劇人の会」は、何よりも人命の尊重を最優先させるべきだと考えます。
 日本政府は、この戦争を心から憂い、真にイラク国民の役に立とうとした勇気ある日本人、今井紀明さん、郡山総一郎さん、高遠菜穂子さんの釈放のために力をつくすべきです。 日本国政府に、この三人を見殺しにする権利はありません。
 自衛隊のイラクからの撤退は「テロに屈する」ことではありません。
 人の命と、この戦争と、人道復興支援についてを真に考え直すことです。
 命に復興はありません。
 
 人質となった三人の人々の命のため、自衛隊の人々の命のために、自衛隊はイラクから即刻撤退すべきです。

 以上のことを強く求めます。

2004/04/09

「非戦を選ぶ演劇人の会」実行委員

永井愛 斎藤憐 坂手洋二 渡辺えり子 篠原久美子 西山水木 くまがいマキ
 野中友博 関根信一 丸尾聡 福島明夫 明樹由佳 中山マリ 
宮島千栄 猪熊恒和 清木場直子 一倉梨紗 小澤浩明


非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.5

おやすみ世界のこどもたち

日時: 2004年5月5日(祝)
PM6:00開場 6:30開演
整理券配布開始: PM5:00(整理番号順にご入場いただきます)
場所: 下北沢ザ・スズナリ
入場無料 (カンパ制)
出演予定者: 柄本明、加藤也子、川原亜矢子、
三田和代、緑魔子、李麗仙、
吉田日出子
、宇宙堂劇団員 
他(五十音順)
出演者は決まり次第、更新いたします。ご注目を!
構成・演出: 渡辺えり子
音楽: 近藤達郎吉良和彦(ZABADAK)、小峰公子
照明: 宮野和夫
音響: 鶴岡泰三
舞台監督: 榎太郎
チラシデザイン: JOYS
協力: 宇宙堂
主催: 非戦を選ぶ演劇人の会
実行委員
永井愛 渡辺えり子 斎藤憐 
坂手洋二 福島明夫 丸尾聡 
篠原久美子 西山水木 野中友博 
関根信一 明樹由佳 くまがいマキ 
中山マリ 宮島千栄 小澤浩明 
清木場直子 一倉梨紗 猪熊恒和、
常田景子
お問い合わせ メール
電話044-900-9931 FAX044-900-9213 
(世の中と演劇するオフィスプロジェクトM)

NO WORDS , NO PEACE !!
(言葉無くして平和無し!!)

ピースリーディング

日時:2004年2月22日(日)17:30開演  整理券配布◎16:30より
場所:下北沢ザ・スズナリ
料金:自由席・入場無料(カンパ制)

お問合せ:燐光群/(有)グッドフェローズ
tel03-3426-6294
e-mail:rinkogun@alles.or.jp
http://www.alles.or.jp/~rinkogun


出演予定者(五十音順):明樹由佳/石田えり/猪熊恒和/宇賀神範子/大鷹明良/大西孝洋/片岡弘貴/鴨川てんし/川中健次郎/神野三鈴/木野花/駒田忍/KONTA/坂手洋二/佐々木べん/篠原久美子/鈴木淳/関根信一/高橋長英/高橋よしあき/高畑淳子/瀧口修央/永井愛/中川こう/中山マリ/西山水木/野中友博/樋尾麻衣子/雛涼子/ぺ優宇/松金よねこ/毬谷友子/みやなおこ/宮島千栄/向井孝成/吉田日出子/李麗仙/JOHN OGLEVEE

主催:非戦を選ぶ演劇人の会
「非戦を選ぶ演劇人の会」実行委員:
永井愛   渡辺えり子   斎藤憐   坂手洋二
福島明夫   丸尾聡   篠原久美子   西山水木
野中友博   関根信一   明樹由佳   くまがいマキ
小澤浩明 中山マリ   猪熊恒和 宮島千栄


  カンパ募集中
 この会の運営はカンパによってまかなわれています。郵便局にある用紙で下記までお振込みお願い致します。
振込先(振込は一口¥1,000より) 
郵便口座 加入者名:非戦を選ぶ演劇人の会
口座番号:10220-9998193

「非戦を選ぶ演劇人の会」事務局:世の中と演劇するオフィス・プロジェクトM(丸尾・小澤)
214−0014川崎市多摩区登戸1504−201
TEL044−900−9931 FAX044−900−9213
E-mail : projectm@capella.freemail.ne.jp


あきらめない、夏 2003

ピースリーディング

日時:2003年8月10日(日)18:30開場 19:00開演
場所:新宿南口・紀伊國屋サザンシアター

料金:1000円(全席指定)
前売り開始:7月31日
チケット申し込み先:二兎社(03-5638-4587 平日11:00〜18:00のみ電話予約受付) 


台本:斎藤憐、永井愛、丸尾聡、篠原久美子、野中友博
総合演出:永井愛

出演予定者(五十音順):明樹由佳 朝倉摂 浅野和之 新井純 宇梶剛史 大西孝洋 大沢健 大森博 岡本麗 観世葉子 北村魚 木野花 草村礼子 小林達雄 小山萌子 KONTA 斎藤憐 坂手洋二 酒向芳 佐々木愛 下総源太朗 白井圭太 神保共子 田岡美也子 高橋長英 高畑淳子 土屋良太 綱島郷太郎 戸田恵子 永井愛 中村たつ 中山マリ 西山水木 松金よね子 丸尾聡 三田和代 みやなおこ 山本龍二 吉村安見子 吉村直 流山児祥 渡辺えり子 他

*会場にてチャリティ・オークションも行う予定です。

主催:非戦を選ぶ演劇人の会
「非戦を選ぶ演劇人の会」実行委員:永井愛、渡辺えり子、斎藤憐、坂手洋二、福島明夫、丸尾聡、篠原久美子、西山水木、野中友博、関根信一、くまがいマキ

  カンパ募集中
 この会の運営はカンパによってまかなわれています。郵便局にある用紙で下記までお振込みお願い致します。(8/10の会場でもカンパを受け付けております)
振込先(振込は一口¥1,000より) 
郵便口座 加入者名:世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
口座番号:00170−6−106186

「非戦を選ぶ演劇人の会」事務局:世の中と演劇するオフィス・プロジェクトM(丸尾・小澤)
214−0014川崎市多摩区登戸1504−201
TEL044−900−9931 FAX044−900−9213
E-mail : projectm@capella.freemail.ne.jp

「あきらめない 演劇は非戦の力」汐文社より絶賛発売中!!
2月28日紀伊國屋ホール、4月5日サザンシアターで行われた反戦リーディングの台本と、会の記録が本になりました。会の上演までの経緯を丸尾聡、篠原久美子の両氏がまとめ、永井愛、渡辺えり子、坂手洋二、斎藤憐の各氏の原稿や、会に寄せられた出演者や賛同者のコメント、各地での開催情報も含む上演資料を掲載。「戦後」イラクを訪れた平田伊都子さんによる最新のイラク現地レポートも収録。
定価:本体1200円+税 発行:汐文社 ソフトカバー、A5版
購入方法
・全国の書店で注文可能
・bk1、アマゾンなどネット注文も可
・汐文社までFAX、電話をいただければヤマト運輸のブックサービスを利用して注文していただくことも可能(手数料210円)
汐文社連絡先   〒113-0033 東京都文京区本郷1−34−5 寿々屋ビル4F 
 tel:03−3815−8421 fax:03−3815−8424 
http://www.choubunsha.com/

「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」への呼びかけ


現在、世界情勢はアメリカの「イラク攻撃」をにらみ、緊張を増しています。
ブッシュ米大統領は、国連安保理決議を待たず、単独攻撃も辞さない覚悟であることを表明し、また、日本政府は、パウエル米国務長官が行ったイラクによる国連査察の妨害や兵器隠蔽に関する証拠開示に関連して、アメリカ支持の立場を打ち出しました。
フランス・ドイツをはじめ、多くの国々、多くの人々がこの攻撃に強い反対の意志を表明しているにもかかわらず、米政府は着々と「イラク攻撃」の準備を進め、すでに攻撃開始は秒読み段階に入ったとさえ言われています。
この危機にあたり、平和を願う演劇人として、有志を募り、「イラク攻撃」に反対する行動を起こし、演劇人の立場から広く社会に呼びかけようという声が上がりました。同時に、基本的人権を考慮しない、防衛出動を優先させる戦争協力法案である「有事法制」についても、強く反対の立場を表明します。
対話によって成立する演劇は、武力攻撃による外交手段に反対します。
人間を中心に据えた演劇は、人権を軽視する法案に反対します。
 演劇は、戦争に反対します。


小泉首相。

 アメリカのイラクに対する軍事攻撃の日本政府の支持表明を前に、この惑星に住むたくさんの人々が、私たち日本人があの広島、長崎の痛みを忘れたと感じています。
 米国が先の湾岸戦争で南イラクに劣化ウラン弾を使用し、その影響で、バスク地方は湾岸戦争以前には三千人だった小児白血病患者が、戦後、十三万人に増え、戦後生まれた子供の十人に二人が身体に何らかの奇形を抱えています。

米国は今回の攻撃でも、核兵器使用の可能性を否定してはいないばかりでなく、日本の核武装さえ提言しています。

 その米国を支持するあなた、先の戦争で死んだ英霊とその家族を悼むあなたの神妙な顔つきを、日本国民はとうてい信じることはできません。

 一人の人間として想像してみてください。爆撃行為によって吹き飛ばされる人々の体の一部が、流れる血が見えるはずです。爆撃の下を逃げまどう子供たちに、自分の子供の、孫の顔を重ねてみてください。

 今回の英米によるイラク攻撃には、「イラクの大量破壊兵器の廃棄」のために「英米の大量破壊兵器を投入する」という根本的な矛盾を内包しています。

 二十世紀という悲惨な戦争の世紀を経て、人類が見出した最大の価値あるものは「人間の命の重さ」です。
 戦争は、この真理を蹂躙するもっともデメリットの高い外交手段だと言わざるを得ません。

あなたには、この列島に住む私たちを、アラブの人々の憎悪の対象にする権利は持っていません。「日米軍事同盟」のお陰で米軍基地が集中する沖縄のあの豊かな自然がもっとも危険な地域になるでしょう。

 あなたは今回の米国による戦争を支持しない圧倒的多数の日本国民を「衆愚政治」と批判されました。私たちは今、あなたを首相に選び、あなたを支持した私たちが「衆愚政治」に冒されていたことを知ることとなりました。

 あなたが、「国際政治の場で、人間の心情にとらわれていてはならない」と言うならば、あなたは広島・長崎の被爆者に対して「米国の原爆投下は正しかった」と言うべきです。

そして、アジアの国々に対して、我が国が行った「十五年の侵略戦争は正しかった」と言うべきです。
軍事力が、戦争兵器が平和をもたらすなどという論理、軍需・石油産業が牛耳るブッシュ政権の論理をあなたが支持するならば……。

私たち「歴史の記憶を語り続ける責務を持った」演劇人は、爆弾を落とす側でなく、爆撃の下に住む人々と共にあり続けることを今日、表明いたします。
 
そして、戦争を支持する小泉政権を批判し、不支持の行動を全国的に展開することを宣言します。

 演劇は、戦争に反対します。


※今後の展開など、新情報は入り次第お知らせします。


→演劇実験室∴紅王国のホームページに戻る