熊公鍛冶屋の作品発表の部屋           
2025年1月〜2026年12月

熊公の今までに制作したナイフの紹介をします。
研ぎを掛けただけで製品化されていない作品もかなりあります。

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鉄貫  bQ189

 全 長:18.3cm  幅:10.5cm
 厚 さ:ニギリ部 8.4mm  刃部 4.1mm
 重 さ:665.5g
 鋼 材:S45C
 鍛造・焼入れ日:2025年06月11日・12日

 今回はヒビが入ること無く焼き入れする事が出来ました。ヒビ割れの原因はやはり急いで作業したからだと思います。冷却時間が長過ぎたものと思われます。今日は4秒ぐらいで引き上げ、ある程度時間をおいて完全に冷却しました。その後火床で焼き戻しを掛けました。
 刃部の硬度はHRC-55〜60の間が出ています。この方法で良い事が分かりました。
2025年06月12日

笹の葉型苦無  bQ190・2191

bQ190 bQ191
全  長 31.6cm 31.5cm
刃 渡 り 20.5cm 19.7cm
刃  厚 4.0mm 3.4mm
刃  幅 62.0mm 59.2mm
重  さ 466.0g 431.5g
鋼  材 S45C
鍛造・焼き入れ日 2025年06月13日・16日

 『忍士団』依頼の物です。『作品No.2190』は先端以外は刃付けはしていません。ダガーナイフの規制で以前警視庁のHPで示されていた条件から、おそらくはこの形状より尖らせたりアールが付いていなかったりしたら抵触しそうな感じです。
2025年06月16日

火箸手裏剣(特注)・紡錘型棒手裏剣  bQ192・2193・2194

No.2192
No.2193 No.2194
全 長
18.5cm 18.5cm 19.1cm
刃渡り
12cm 12cm 6cm
最大幅
6.1×6.1mm 6.0×6.1mm 9.1mm
最小幅
6.5mm
重 さ
34.7g 34.7g 51.0g
素 材
S45C
鍛造・焼き入れ日 2025年06月18日

 『忍士団』依頼の物です。火箸手裏剣はいつも作っているものよりも4cm位短い物です。また、『紡錘型棒手裏剣』は柄尻側に糸を巻くのですが、それはご自分でなさるという事なのでこの状態でお送りします。糸巻きをする部分、断面が丸ではなく八角形のままと言う指示で、これが意外と大変でした。


最終的な特注手裏剣の姿
 『火箸手裏剣(特注)』ですが、最初6.9mm角で仕
上げました。しかし、帰宅して図面を見ていてもっと
スリムにしなければ成らないと、6.5mm角まで細め
ました。
 その後、依頼された方が5mm角で作るようにとい
うことで、更に手を加えほぼ6mm角まで細めること
が出来ました。それに伴い先端部分の細め作業も
行い、最初は51.5gの重さだったものが34.7gになり
ました。17g近いダイエットです。
 ここまで精密に作れと言われるのは鍛造品では
かなりきついです。6mm角の素材を削り出して作っ
た方が正確に出来ると思います。手裏剣はそんな
に精密に制作しなければならない物なんでしょう
か・・・。 ちょっと???です。
2025年06月18日

火箸手裏剣  bQ195・2196・2197・2198・2199・2200

No.2195 No.2196 No.2197 No.2198 No.2199 No.2200
全 長 (cm) 23.1 23.0 23.2 23.1 23.2 23.2
持ち手部の角(mm) 7.3×7.4 7.4×7.4 7.4×7.5 7.5×7.6 7.4×7.4 7.4×7.4
重 さ 67.2g 67.1g 70.0g 70.2g 70.7g 70.7g
素 材 S45C
鍛造・焼き入れ日 2025年06月20日 

 今日から『火箸手裏剣』の制作です。3組 6本ずつ制作していきます。54本(27組)制作するのでこれからしばらくは同じ作業です。6時間近く掛かります。旋盤の駆動ベルト交換が出来ればもう少し早く作業できるかもしれないです。
2025年06月20日

火箸手裏剣  bQ201・2202・2203・2204・2205・2206

No.2201 No.2202 No.2203 No.2204 No.2205 No.2206
全 長 (cm) 23.2 23.2 23.2 23.2 23.1 23.2
持ち手部の角(mm) 7.3×7.5 7.4×7.5 7.4×7.5 7.4×7.4 7.4×7.4 7.4×7.5
重 さ 70.2g 70.1g 71.8g 71.7g 71.1g 71.2g
素 材 S45C
鍛造・焼き入れ日 2025年06月24日 

 『忍士団』依頼の『火箸手裏剣』です。これで12本制作しました。まだ先は長いです。今日は旋盤を使って作業しましたが良い感じでした。だけど、回転軸受け真鍮で作ったのがまずかったです。作業中にヤスリが当たるので結果ベアリングが壊れてしまいました。まだまだ工夫が必要です。ベアリングはある程度大きいものを使った方が良いようです。
2025年06月24日


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