◆◆◆Catch!〜気持ちセンセーション〜◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | Catch!〜気持ちセンセーション〜 | ||
発売日 | 2000年8月10日 | メーカー | パンドラボックス |
定価 | 1,980円 | ジャンル | 恋愛ADV |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | 特になし。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 白い背景はシンプルかつ低価格を暗示していて、看板に偽りなし。 |
★ | |
超越世界観 | キャラデザを担当した瀬口たかひろ氏の漫画のような世界観。 生徒会=悪、クラブの部長が戦い挑んで来るが改心させて仲間に。 |
★★★ | |
声優度 | ADV部分はフルボイスで、この価格でよく頑張っていると思います。 PC18禁ゲームでよく見る名前がちらほらしているのはご愛嬌。 |
★★★ | |
演出度 | イベントの一枚絵が何枚かあるけど、それだけ。 特にびっくりした演出はなし。 |
★★ | |
時間報奨 | ラスト近く、怒濤のミニゲームが単なるプレイ時間稼ぎですごく嫌。 2度とやる気しません。これで狙ったエンディング行かなかったら・・・。 |
★ | |
牽引力 | シナリオは正直、面白いと思いました。導入部とか、特に。 |
★★★ | |
ゲーム性 | ミニゲームがあるので。かなりやりきれないものもありますが。 |
★★ | |
快楽性 | エンディングを20個も用意するなら、繰り返しプレイのために高速 スキップは必需でしょうが早くない。セーブロードも重い。 |
★ | |
芸術点 | オリジナルで低価格ものを実現したいというスタッフの自己満足? |
★ | |
所有価値 | パンドラMAXシリーズを揃えている人なら買い。 |
★★ | |
総合評価 | この値段でこれだけ遊ばせる(=プレイ時間が必要な)ゲームは スゴイだろ!という意気込みが、それ以外をダメにした問題作。 |
38点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
中学の同級生・本間あゆりちゃんに一目惚れした主人公・里見英彦は、彼女と同じ高校を受験し、見事合格する。これからバラ色の高校生活が始まると思った入学式の前日、突然見知らぬ女の子が家に押しかけてきた。しずくと名乗る妙ちきりんなその娘は、主人公の曽祖父としずくの曾祖母が100年前に交わした約束によって、主人公に仕えるために山から下りてきたくのいちの末裔であった。 他に行くところがないしずくを居候させ、入学式に出席した主人公は、そこで驚くべき事件に遭遇する。教師以上の権限を持ったキザでナルシストな生徒会長・香林聖悟が、女性上位の学園生活を打ち立て、男子生徒を奴隷のように扱うことを宣言。それに腹を立てた一部の男子生徒によって、生徒会と戦うことを祭り上げられる主人公。しかも憧れのあゆりちゃんは、両親同士の再婚によって憎き生徒会長の義妹になっている始末・・・。 翌日から主人公には生徒会からの刺客が戦いを挑んでくる。戦いに備えて行なう特訓の相手役を買って出る健気なしずく。主人公と義兄の板ばさみで心が揺れるあゆりちゃん。主人公に負けて改心し、情報を提供してくれる刺客たち。常にフェロモン撒き散らしまくりの保険医。主人公の明日はどっちだ? 今回、個別のキャラ紹介は省略します。上記のあらすじでほとんど説明してしまったので。あと主人公の味方となる男子生徒もいますが、一癖あるとのこと(エンディングを10種見ると裏ルートがオープンし、そこで男子生徒の一人が真のボスとして出現する模様)。これは自分で確かめてないのでスミマセンがこれ以上書けません。 |
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レビュー | |||
ありがちなギャルゲーですが、話の展開は素直に面白いと思います。しかしミニゲームがツライ。プレイしていて面白くない上に、運だけで勝敗が決まってしまうものもあって、これは苦痛以外の何物でもないです。しかもデータロードやメッセージスキップは遅く、終盤の対決シーンはいたずらにプレイを長引かせる要素てんこもりで、話の面白さを苦痛が上回ってしまいます。カンベンして。 商品としてはよく出来ているのかもしれない。値段分の遊び応えはあります。しかしプレイして楽しい時間を過ごせたか、というと決してそうではない。買ってみたからには一応エンディングまでプレイしてみました。でも2度とやりたくないです。エンディングは20個用意されてるそうですが、もうたくさん。 低価格のソフトは、低価格なりの遊ばせ方があると思います。話がさくさく進んで、3〜4時間でエンディングまで行って、達成感が得られればそれで充分です。お金のない人だけが低価格ソフトを買うのではありません。気軽にカタルシスを得たくて、軽めの低価格ソフトに手を出す人もいるのです。しかしこのソフトは、低価格の予算で5,800円ソフトと同様のボリュームを出そうとしており、そこに歪みが発生していると思われます。そのしわ寄せは結局、プレイして楽しくない、という一点に集約されているのです。 総評: パンドラボックスと言えばPC-8801で「ラスト・ハルマゲドン」をプレイしたことがあります。あれも途中まで楽しかったけど、ラストまでプレイした覚えがありません。確か、ゲームの終わり近くでなんじゃこりゃ?というストーリー展開かシステムに遭遇して、もうこれ以上プレイできないと悟って投げてしまったような・・・。あの頃から変わってないんだなぁとなつかしさ半分、呆れ半分の気持ちがこのゲームをプレイして浮かんできました。 |
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攻略ガイド | |||
こまめにセーブしましょう。ミニゲームは頑張れというエールしか送れません(エアーホッケーは3発めを強打すると1発めと同時に敵陣へ到着するかも)。どうしても解けなかったら、所詮1,980円のゲームなのでその日は寝てしまいましょう。精神論だけでゴメン。 | |||
出演声優 | |||
おぐらふみえ、藤咲かおり、桑島美由生、倖月美和、歌織、永瀬江美弥、草柳順子、関和美 | |||
関連ソフト | |||
調査中・・・ |
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