◆◆◆ぱーむたうん◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | ぱーむたうん | ||
発売日 | 1999年7月8日 | メーカー | MYCOM |
定価 | 4,800円 | ジャンル | すごろく |
廉価版 | Major Wave シリーズ/2002年4月18日/ハムスター/1,500円 | ||
関連商品 | なし | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | モノに囲まれた小学生達のイラストですが、キャラデザがキツイ方面。 |
★★★ | |
超越世界観 | お金まみれの大人たちに失望した魔法少女が未来から現代へ来て、 お金よりモノの豊かさのほうが幸せだと説教するゲームです。 |
★★★★★ | |
声優度 | フルボイスです。 |
★★★ | |
演出度 | ゲームの進行を邪魔しない演出がグッド。 文字フォントも太字で大きく、実に読みやすいです。 |
★★★ | |
時間報奨 | アイテムのコンボを覚えてからが本番かなぁ。 マニュアルに書いとけ、という意見もありますが。 |
★★ | |
牽引力 | ランクAAAでミニゲームが追加されるそうですが、ゲーム本編自体は 一度プレイすればお腹一杯。 |
★ | |
ゲーム性 | 月末まで如何に無駄遣いせず過ごせるか、自制心が問われる ゲームです。 |
★★ | |
快楽性 | CDアクセスもキーレスポンスも軽快で、セリフや演出はいつでも ボタンひとつでスキップできる素晴らしい操作性。 |
★★★★★ | |
芸術点 | 特にこれといって気づいたところはなかったです。 |
★ | |
所有価値 | テンポよくゲームが進む接待ゲーとして。 |
★ | |
総合評価 | 接待ゲーとして見た場合、初めてのプレイヤーにルール説明が 要らないところはメリットかも。 |
52点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
ある日ある時とある小学校に未来から魔法少女パーミアンがやって来ました。パーミアンの話では未来の地球では、みんながお金のことしか考えず、心の貧しい人々から笑顔が消えてしまったそうです。 パーミアンは人々に豊かな暮らしとは何かを伝えるために魔法の街「ぱーむたうん」を作り子供たちを召喚します。 さぁ、みんなの笑顔を取り戻すために、豊かな暮らしの象徴である星の子「パーミィ」を集めてください。(以上、マニュアルの「おはなし」より) えーと。「ぱーむたうん」に閉じ込められた小学生達は、「ケッ、かったるい」とか言いつつもこのゲームに参加するのですが、それは街ひとつ作り出してしまうほどの強力な魔法を使うパーミアンに恐れをなしたからでしょうか。魔法少女の掌で踊らされるための街ですから、「“ぱーむ”たうん」とはよくいったものですね。 とにかく、プレイヤーはこの小学生達の1人となって、パーミィを集めることになります。パーミィは、アイテムを購入したり、映画館や水族館で楽しんだり、スキルを身につけたりすることで集まります。ゲーム開始時に設定した期間(1〜4年)を終了した時点で、もっとも多くのパーミィを手に入れたプレイヤーが勝利者です。 |
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レビュー | |||
ゲームの進行は、月単位のカレンダーをサイコロで進んでいくことで行ないます(1日1マス)。マスはアイテムを販売しているショップがほとんどですが、映画館・美術館といった単発マスやカード入手・イベント発生の特殊マスなどがあります。誰かが月末の銀行マスに到達した時点でその月は終了となり、各プレイヤーのレベル(パーミィを集めることによってレベルアップする)に応じた給料を受け取ります。このとき、最初に月末へ到達したプレイヤーは2倍の給料がもらえます。また、月末では所持しているアイテムのパーミィポイントだけパーミィがもらえます。 結局はサイコロの出目だけ進んでいくだけ、分岐も後戻りもないので運の要素が非常に強いゲームです。しかし最初の所持金も銀行からもらえる給料もホント少ないため、アイテムショップで常に買い物をしているとすぐにお金が足りなくなります。物欲センサーを振り払い、如何に貧弱な所持金をやりくりするかがこのゲームにおける一番の頭の使いどころ。「お金の使い方」にゲームのウェイトがあるので、これではパーミアンが意図していたこととは反対の効果しか生みません。どうもパーミアン、そこのところは何も考えてないみたいですが、魔法少女はこうでなくっちゃ。 また、この手のボードゲームにはめずらしいことに周回という要素がないので、不動産はありません。つまり、自分の資産が相手の勝利条件の障害になることはほとんどないのです(せいぜいアイテムコンボを阻止するくらい)。そのため、ライバルと戦ってるという実感がわかないのもつらいところ。 総評: 物欲だけで勝利をめざすゲームデザインは斬新ですが、もう一ひねり欲しいところ。例えば舞台を秋葉原と大阪:日本橋と大須にして、本能の赴くままグッズを買い漁るゲームにしたら、いろいろと面白くなりそう。というかそんなゲームならちょっとやってみたい。 |
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攻略ガイド | |||
最初に設定するプレイ年数で戦略は大きく変わってきますが、とりあえず長期的な観点での買い物をオススメします。例えば、初期状態では所有できるアイテムの最大数は8個です。調子に乗って安いアイテムばかり買っていると、後半でせっかく高価なアイテムを買える機会があっても、活かせなくなります(これを解消するには家を拡張するか、フリーマーケットでアイテムを売りさばく)。 また、給料ボーナスは一番に到達しなければ意味がありません。特急カードはバクチで使うのではなく、確実に一番で到達できるチャンスのときのみ使うこと。 |
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出演声優 | |||
吉田古奈美、かないみか、岩井由希子、荒木香恵、水谷優子、彩木香里、小粥よう子 | |||
関連ソフト | |||
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