◆◆◆ヘキサムーン・ガーディアンズ◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | ヘキサムーン・ガーディアンズ | ||
発売日 | 2000年3月30日 | メーカー | インクリメントP |
定価 | 6,800円 | ジャンル | ADV(+戦術SLG) |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | コミックあり、たぶんテーマソングCDあり | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | モノトーンで上品な感じ。パッケージの裏もセンスよく、興味ない人に 間違って買わせないような最低限の画面写真もいい感じ。 |
★ | |
超越世界観 | 異世界から少女が助けを求めに来るのはありとして、主人公自身が ロボになっちゃうのはすごい。そしてラストで明かされる学園の真実。 |
★★★★ | |
声優度 | 申し分なしのラインナップ。後から登場するプリンセスほど声優の ギャラが高めに感じられるのは気のせいです。 |
★★★★★ | |
演出度 | OPはもちろん、変身シーンや必殺技等アニメバリバリで熱いです。 |
★★★★ | |
時間報奨 | 戦闘フェイズはおまけです。 ADVシーンがボタン押すたびに進むのでこの評価。 |
★★★ | |
牽引力 | 話は面白いけど、日常生活の描写(特に前半)がちょっと冗長。 |
★★ | |
ゲーム性 | 各章にSLGがあるけど、これはミニゲームです。 ちなみに、ADV部分も選択肢やストーリー分岐は一切ありません。 |
★ | |
快楽性 | セーブや画面描写も早いのでストレスたまる箇所はなし。 |
★★★ | |
芸術点 | 会話シーンのキャラ立ち絵は、ほぼ全てアニメーションします。 |
★★★ | |
所有価値 | 熱血ロボものが好きなら。楽しめます。 |
★★ | |
総合評価 | キャラデザとか声優とか明らかに狙ってるんですけど、狙われた人に とっては期待を裏切らない作り。いいっす。 |
56点 |
|
● コメント | |||
イントロ | |||
月と同じ座標に存在する異世界ヘキサムーン。その平和は反逆者シン率いるクロスロード鉄鋼兵団によって破られた! 6大陸の象徴、ヘキサムーンプリンセスの一人であるミューズは地球に封印されている伝説のガーディアンを甦らせるため、満月の夜にだけ開くヤヌスゲートを通じて、ヘキサムーンから地球へ向かう。ミューズは何かに導かれるように月乃葉学園高校の校庭に落下、その場に居合わせた高校生・轟堂大地と、その幼なじみ葉月睦に救われる。しかし、大地たちは追っ手の鉄鋼兵に囲まれ危機一髪。その時、ミューズが大地の右手に紋章を刻むと、校庭から巨大人型ガーディアン・ドルガイヤーが現れ、2人はその中に取り込まれてしまう。以後、轟堂大地は異世界ヘキサムーンを巡る戦いに巻き込まれていくことになるのだ!(以上マニュアルより) というわけで、満月の夜毎に洗脳されたプリンセスが襲撃してくるので撃退して味方にし、最後はヘキサムーンに乗り込んで反逆者シンを倒せばゲームエンドです。まぁシンがヘキサムーンを狙う理由とかヘキサムーンと月乃葉学園のヒミツとか、最後はなかなかエキサイティングな展開見せてくれます。 6人のプリンセスは以下の通り。わりとベタなフォーマット。 ・尊厳のミューズ:真面目で純情で素直、尊厳のかけらも見られない「いじめて系」。 ・力のディアナ:男勝りの武力派。 ・愛のアルテミス:穏やかでいつも眠そうだが、やるときはやるお姉さま。 ・正義のルーン:猫系お子様。テレポーテーション能力がある。 ・知恵のセレン:マイペースで科学好きの眼鏡っ娘。 ・慈悲のカグヤ:周りに流されない理論家。一見冷たいタイプ。忍術モドキ会得済み。 プリンセスたちの名前は月に関する女性語から取ったんでしょうが、ルーンはルナからの派生だとしても、ミューズは違わないですか。あとカグヤってのもなんか違和感あるなぁ。他にフィービーとかヘカーテとか、まだ女性語あるからそれ使ったほうがいいのでは? |
|||
レビュー | |||
ADVとSLGが交互に展開される一本道ストーリーのゲームです。ゲーム内の季節は、3月末の進級試験から9月頃まで。月に一回戦闘シーン(SLG)が発生する以外は、学園祭や定期試験や夏休みや運動会といった恒例の学園イベント目白押しで、プリンセスと主人公達の日常を描写しています。しかしこれ、ボタン押すだけの紙芝居が40分くらい続くんですね。プリンセス以外、周囲のキャラも個性が立っているから面白いものの、さすがに続けてプレイしてるとちょっと飽きるかな。 そうしてプリンセスも6人揃い、逆にこちらからヘキサムーンへ乗り込むことになりますが、ここからの展開が圧巻。敵のボス、反逆者シンはどうやら謎の存在に意識を乗っとられていることがわかり、それに気づいた一匹狼の傭兵や、悪と知りつつシンに尽くす健気な女部下も登場します。彼らもこういうストーリーでは半ばお約束のキャラなんですが、決して茶化すことなく真剣に描写しているせいか、見てると熱くなります。 最後はヘキサムーンこそが宇宙のビッグバンの開始ポイントであり、それを知ったヴァハーラ(=シンに取り付いていた存在)が再びビッグバンを起こして自分が新しい宇宙の神になることを企んでいたことが明かされます。そしてヴァハーラと同じ頃に生まれ、その企みを阻止するために長い間戦ってきた生命体ガンダルバとは、月乃葉学園の教師と生徒会であった・・・。まぁそれなりに怪しい動きしてましたが>生徒会、いきなりスケールでかくなったなぁ。そしてラスト、六神合体した鋼鉄の龍が、ガーオの力を使ってトライアース(=地球)の人々から自分の記憶を消すために、全てが起きる前の状態に時間を押し戻してハッピーエンド。うぁ、もうついてけません。 総評: 主人公の性格が、男なら頼まれたことを断れない!といって、おだてられると何でもやっちゃう世間知らず。そのことだけに目をつぶれば話もキャラも面白いです。ゲーム性に関しては無いも同然なんですが、変に難易度高くして先の展開見たいのに進めないというフラストレーション与えるよりずっといいです。 プレイ後は満足感あったから、いいゲームだと思いますよ、うん。 |
|||
攻略ガイド | |||
ミニゲームという名の戦術SLGシーン。成長要素が一切ないということは、初期条件で必ずクリアできる(前の章でレベル上げが足りなくてハマるという状態にはなり得ない)ということでもあります。とは言ってもステージクリア条件が毎回明記されないので、それを知らないとハマる恐れがあります。ちょっとヒントでも。 まずクリア条件のタイプですが、「敵を全滅させる」「ボスクラスのユニットを倒す」「敵プリンセスにドルガイヤーが隣接して救出コマンドを使う」「暴れている敵プリンセスの周りを味方ユニットで囲む」「加熱した原子炉機関3箇所に攻撃を加えて破壊する」「攻撃2回で壊れる扉を破壊して先に進む(特定地点への到達する)」があります。このうち、敵プリンセスに隣接するものは事前にHPを1まで減らす必要があります。各ステージがこのどれに該当するかまでは書きません。自分で確かめてみましょう。 |
|||
出演声優 | |||
今井由香、満仲由紀子、かかずゆみ、雪乃五月、高野直子、山本麻里安、井上喜久子、平松晶子、野田順子、榎本温子 | |||
関連ソフト | |||
調査中・・・。 |
御意見はこちら。