スクランブル
SCRAMBLE
(TOMY LSI GAME/トミー)
Written by T鈴木
4つの空間を突破して、敵の要塞をぶっとばせ!
トミーの「スクランブル」です。オリジナルはコナミが1981年に発売したアーケードゲームですが、このFL版スクランブルも、ステージ構成からエネルギー補給制度、地上への攻撃など、なかなかオリジナルの雰囲気を再現しています。
上下にしか移動できない母船
自機である母船を操作し、4ステージを全て突破して、最後に控える要塞を爆破すればクリアとなります。オリジナルにあった迷路面などもそれなりに再現されており、3色蛍光表示も大変美麗です。また自機の弾のスピードが速いので、ゲームも大変爽快に進めることが出来ます。同じタイプのゲームとしてエポック社の「スペースディフェンダー」がありますが、それに勝るとも劣らない出来だと思います・・・・・が、なんと自機は上下にしか動けません!この母船、設計したの誰だ(笑)!
最終決戦!要塞との戦い
電子ゲームにしては珍しく、最終面にはボスがいます。ボス(要塞)の前にはバリアが3重に張られており、これが最大の難敵です。バリアは4段重ねになっており、4つ全部破壊してしまうと全て復活してしまいます。ですので3つまで破壊して、うまく隙間をぬって要塞に弾を当てなければなりません。これが大変イライラします。ちなみに要塞自身は弾を一発当てれば死ぬので、意外とやわらかいです。
トミー会心の一作
オリジナルが名作だった上、それをここまで移植したトミーの技術もなかなかのものだと思います。その甲斐あってこの「スクランブル」、当時はかなり売れたようです。現在でも古いおもちゃ屋でよく見かけるので、安値で売っていたら購入してみてはどうでしょうか?トミーの集大成ここにあり!って感じです。ただ、続編の「スーパーコブラ」は、なぜか学研が移植しました(笑)。