| ルパン3世 | 
| LUPIN THE THIRD | 
| アクション | 
| written by 極上 | 
最高峰のルパン
「ルパン三世」は同名の漫画の横スクロールアクションゲームです。
版権物ゲームと云うとセガを見ても分かるとおりアタリハズレが極端にデカイものですが、ことスパカセに関して言えば、全てのゲーム(ルパン三世・ドラえもん・ドラゴンボール)に於いて、原作のストーリに乗せてグラフィックの粗さ・音の拙さはアイデア・ゲーム性で補うという思想が上手く昇華されてます。
| 下水道にワニ!銭形はダイマイト! | 
グラフィックは粗いと先ほど書きましたが、銭形のとっつぁんは常時ガニマタだし、ルパンはスティックをニュートラルにすると頭をポリポリと掻く仕草を見せる凝りようで、プレイヤーの感情移入度を加速させてくれます。
さらに敵の警官隊の動きがとても良く、ジャンプしたり、爆弾が近くに落ちると伏せたりします。でも体がどうみても小人症のブロッケンJr.(cゆでたまご)にしか見えないのはご愛嬌でしょう。
| 警官はパンチか爆弾で追い払おう | 
で、ゲームはルパンはひたすら右に進み、何故か空中に浮遊している宝石と爆弾を集め、銭形のとっつぁんの仕掛けた罠を掻い潜りつつ、下水道、洞穴、ジャングル、恐怖の扉の四つのパターンを突破すると云う内容ですな。
ルパンと云えばワルサーP38ですが、スパカセルパンと云えば熱い拳(コブシ)です。銃は恐怖の扉のみで使用が許可されます。
まあ、十両級のウルテクですが、パンチボタンを連射しながら横移動すると、滑ってる様に見えます。
| ここだ!ここでワルサーを使うんだ! | 
木久蔵ラーメン
ところで、プレイヤーがミスすると銭形のとっつぁんがルパンを逮捕しにくるのですが、その時表示されるルパンのアップ顔が。これ笑点の林家木久蔵師匠じゃないっすか。
また、お馴染みの「ルパン・ザ・サード」を筆頭にサウンド関係も音数が少ないながらも大変飄々としていてルパンらしさを損ないません。さらに、パトカーのサイレン音に全ての音源をまわすという超雄度のプログラミングが小生のキッチュなスパカセ欲を満たしてくれます。 
あと、小生言わせて頂きたいのですが、バルセロナ郊外の地下道からどうやってジャングルに移動したんでしょうか?ひょっとしてゴール地点に有る謎の扉が物質転送装置なんでしょうか?
| 木久蔵師匠!? | 
| まてぇぇぇ〜い!ルパァァ〜ン! | 
だべり
と、色々と書きましたが間違い無くルパンモノのゲームでは最高峰の出来なんで(次点はAC版)是非手に入れて下さい。
実は小生は親に一番最初に買って貰ったソフトが「ルパン」と「エレベーターファイト」で、この二本はスパカセとのファーストコンタクト故に思い入れも深いですな。あ、そうそう買った場所はロヂャースでした。