表題曲なみのホメタタエっぷりで今回は書きました。
今年の全日本選手権決勝後。
わたしの前方で親子連れが観戦してたのですが、お母さんがぽつりと言いました。
「お母さん、涙が出てきそう」
子供がびっくりして、「何で?」と聞くと、
「桂治が可哀相すぎて」
そして、井上康生選手の優勝インタビューが始まる頃には、おもむろに立ち上がり、
「もう泣きそうで見てられないわ、帰りましょ!」
お父さんと子供2人を引きずるようにしてその場を去ってゆきました。
で、わたしはというと。
やはり歯を食いしばり涙を滲ませながら、そのインタビューを見ておりました。
一番悔しいのは鈴木桂治選手本人でしょうが、
それでも自分のことのように悔しかった。
柔道のファンになってから、
出る試合出る試合、ひとつもこぼさず(わたしの見た限り)優勝し続ける(内容はともかくも)桂治選手を見て、わたしは常に勇気をもらっていた気がします。
いつも試合を思い出し、
「よーし、オレも仕事がんばっどー!!」とパワーを分けてもらっていました。
井上康生選手が、その技の美しさに見惚れる選手であるとすれば、
鈴木桂治選手は、見てるこちらに勇気をくれる人だと思います。
(いや、技も見事だけど)
そう思っていたのは、きっとわたしだけじゃない。
あの全日本の日、わたしはそれを確信したのでした。
今回の世界選手権で、大規模な世界大会を初出場の上(しかも無差別)、
初優勝を成し遂げた桂治選手を見て、
あの日我が事のように悔しかった、あのお母さんを含む総ての人に、
「見た?」
って伝えたかった。
「やっぱ桂治すごいよね!」って。
今まで以上に、「オレも頑張らにゃあ!!」と気合の入った日でした。
世界選手権、(団体戦も含め)出場した総ての選手に、お疲れ様とありがとう。
今日はいつも以上にハナイキ荒いです。すんません。
追伸。
でもわたしは100kg級の桂治が好き。
早く体重落としてスリムになってほしい……。
って鬼ですか。 |