＜国内写真集＞
£写真−大犬座£
［星と星座の写真集］
(PHOTO - Canis Major, Japan)

−−　２０１１．１０．２８　エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
２０１１．１１．０４　改訂

　■大犬座の写真

　＜１１．１０．２４−０１：２４｜大阪市＞下は大犬座の首星シリウス(Sirius)と近傍の星です。光学ズームを最大の１８倍、４ＭＢで撮りました。肉眼で見るとチカチカと強く光り（←最も明るい恒星）、和名は青星。白色矮星を伴星に持つ実視連星ということですが、その伴星も写って居ます。１８倍の威力ですね。
　ハレーション（※１）を起こすと伴星は主星の光の中に飲み込まれて仕舞いますのでハレーションを起こさない撮り方が必須ですが、それは現場では判別出来ずパソコンに取り込んでコントラストを上げて初めて判明しますので、モードを変えて何枚か撮る事です。後は運を天に任せるしか有りません。

　下は上の写真のシリウスと伴星の拡大（原寸大）です。

　＜１１．１１．０２−０２：２３｜大阪市＞下の２枚は首星シリウスを中心に大犬座の頭の部分です。シリウスは「冬の大三角」を形成します。

下は上の写真の中心部の拡大です。

　■大犬座の四方山話

　（１）基本データ

　　●大犬座（おおいぬざ、Canis Major）は、（Canis はラテン語）冬に南の空に見える星座。α星は全天で最も明るい1等星のシリウス。他に4個の2等星を持つ。午後8時の子午線通過（南中）は2月下旬。略符CMa。

　　●シリウス(Sirius, Star Dog)は、（seirios[ギ]「焼き焦がすもの」から）大犬座のα星。実視等級-1.5等で全天で最も明るい。白色矮星を伴星に持つ青白色の実視連星。距離は8.6光年で、スペクトル型A1。オリオン座に続いて冬の空を飾る。古代エジプトに於いて太陽暦の生れる基準に成った恒星として有名。日本名は青星、中国名は天狼星（てんろうせい）。

£−−　以上　−−£

【脚注】
※１：ハレーション(halation)とは、（写真用語）写真感光材料に於いて、感光層を透過した光が支持体の境界面で反射し、再び感光させて滲（にじ）んだ画像を与える現象。強い光の当った部分の囲りが白くぼやける。→イラジエーション。

　　　　（以上、出典は主に広辞苑です）

●関連リンク
＠参照ページ(Reference-Page)：星や星座の専門用語集▼
資料−天文用語集(Glossary of Astronomy)
＠補完ページ(Complementary)：冬の大三角▼
写真−冬の大三角(PHOTO - Winter Triangle, Japan)

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