入門その頃のバス

バス用語辞典

バス用語辞典 わ行

わーるど・ばす【ワールドバス】
ワールドバス 富士急行が1963年に特注で製造した外国人専用バスの名称。1964年の東京オリンピックを機に外国人観光客の増加に対応するため、10ヵ国の同時ガイド装置、軽飲食提供設備などを備え、大きな窓を持つ特注ボディとなっている。外装もシルバーグレーと白のツートンカラーでとなっていた。
(画像:富士急行パンフレット、1963年頃)

ワイド・エア・サスペンション[wide air suspension]
ワイドエアサス 空気バネの間隔を広げることで、振動の吸収性を高めたサスペンション方式。上下振動や高速道路の継ぎ目などを吸収し、乗り心地の向上に役立つため、1980年代に観光バスを中心に導入が始まった。
(画像:いすゞLVカタログ、1984年)
わん・こいん・ばす【ワンコインバス】
硬貨1枚、つまり100円で乗れるバスのこと。和製英語。
1990年代後半から流行したコミュニティバスの多くが100円運賃の設定であり、硬貨1枚で乗れることを強調し、このように呼ばれた。
わん・つー・まん・しゃ【ワンツーマン車】
運転手一人でも車掌が乗務しても運行できる兼用車のこと。和製英語。
1960年代からワンマンカーが導入されるようになるが、路線によって車掌の乗務が必要な路線も混在していたことから、両方に使える車両が必要になった。運転席でドアの開閉などすべての操作ができるが、中ドア周辺には車掌が操作するための機器も備えている兼用車が導入され、これをこう呼ぶことがある。
わん・まん・うんこう【ワンマン運行】
運転手1名のみで運行すること。
@路線バスで、車掌が乗務せずに運転手1名で運行することを指す。ワンマンカー。ワンマンバス。
A貸切バスや高速乗合バスなどの長距離バスで、運転手2名乗務での運行に対して運転手1名で運行することを指す。国土交通省による「交替運転者の配置基準」で、ワンマン運行できる距離の上限が昼間・夜間別に定められている。
わん・まん・かー【ワンマンカー】
運転手1名のみが乗務する路線バスのこと。和製英語と思われる。英語では、[one-man operated bus] または、[conductorless bus]などと呼ばれる。
1950年代までの路線バスは運転手が運転業務を行い、車掌が運賃収受や誘導業務等を行う二人乗務が基本であったが、合理化や人員不足の解消を目的として1960年代から運転手のみが乗務する形態に変わってきた。一人乗務のバスと言うことでワンマンカーの呼び名がついた。
わん・まん・きき【ワンマン機器】
ワンマンバスに使われるバス用機器の総称。両替器付運賃箱、整理券発行機、自動放送装置、車内運賃表示器などがこれに当たる。
わん・まん・てーぷ【ワンマンテープ】
≪通称≫ワンマンバスに使われる車内放送用のテープ。8トラック式と呼ばれるエンドレステープを用いるのが一般的。
2000年代に入り、音声合成装置に取って代わられた。
わん・まん・ばす【ワンマンバス】
ワンマンカーのこと。カー(car)が自動車一般を指すことから、バスのみを指すワンマンカーは次第に使われなくなり、ワンマンバスと呼ばれることの方が多くなった。
わん・まん・ばす・こうぞう・きかく【ワンマンバス構造規格】
1963年に運輸省が通達した「ワンマン兼用バス構造規格」を改訂したもので、ワンマンバス車両の標準化を進めるための規格。ドアの数、ワンマンバスを示す表記や安全装置等について記載している。(日本バス協会2008バス事業百年史)
わん・ろま【ワンロマ】
ワンロマ ≪業界用語≫一般路線バスの中で高速バス(または貸切バス)兼用車のことで、ワンマンカーとロマンスカーを合わせた造語。京王帝都電鉄が1980年に投入した平日は一般路線、休日は中央高速バスに使用する車両の社内呼称が愛好者に広まったものと推察される。
その後、東京急行や富士急行をはじめ、各社の路線・高速(貸切)兼用車がワンロマと通称されることが多くなった。

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