入門その頃のバス

バス用語辞典

バス用語辞典 ま行

まいくろ・ばす【マイクロバス】
①通称としての小型バスの総称。和製英語。主に立ち席のない送迎を主用途とした小型バスを指す。
②1957年にトヨタが発売した「トヨペット・マイクロバス」をはじめ、いすゞ、日産などの11〜17人乗り程度の小型バスにつけられた商品名。概ね1960年代まで。
③道路運送法などでレンタカーにおけるマイクロバスの許可基準は、全長7m未満、乗車定員29人以下と規定されていた。
④JIS D 0101(1993)「自動車の種類に関する用語」によると、ライトバスの中での小さなものを指し、「運転席を含め17席未満の単一床面を備えたバス」とされる。
ライトバス
小型バス
まき・ばす【薪バス】
薪バス 薪を燃やして発生するガスを動力源とするバス。第二次世界大戦中の石油統制によりガソリンの入手が困難になり、代用燃料の使用を余儀なくされた際の、代燃車の一つ。
車体後部にガス発生炉を取り付け、そこで薪を蒸し焼きにし、不完全燃焼により発生した一酸化炭素ガスと水素ガスを結合させて、内燃機関の燃料とする。
まる・てい【マル定】
丸定 ≪業界用語≫高速道路を走る「定期バス」に付けるステッカー。それが転じて、「定期バス」そのものを表す内部用語にもなっている。
高速道路の料金は、路線バスの場合に中型料金になることから、貸切バスと区別するため、料金所係員に「定期バス」であることを明示する必要があった。そこで、丸の中に「定」と書いたシールを正面窓内部または運転席側面窓内部に張って区別したもの。法律的な裏付けや義務などはない。
ETCの普及により意味をなさなくなり、姿を消している。なお、近年では運転席内部などに「路線バス」と明記することが多くなっている。
まる・ばん【丸板】
丸板 バス停標識の上部に付く丸い板のこと。バス停名称や事業者名、行き先など、最も重要な情報が書かれるほか、色やデザインが事業者ごとに決められ、どのバスに乗れるかという目印になる場合も多い。

みっど・しっぷ・えんじん[mid-ship engine]
中央部にエンジンを置いた車両のこと。バスの場合、乗客を乗せる構造的な制約から、ミッドシップエンジン車は普及していない。
1950〜60年代の日野ブルーリボン(→センター・アンダー・フロア・エンジン車)や1980〜90年代の日野レインボー7Mなどが代表例。
みどり・なんばー【緑ナンバー】
営業車のナンバープレートのこと。1962年から、緑地に白文字となって、現在に至っている。
→自動車登録番号標
みなし・4じょう【みなし4条】
それまで貸切バスで乗合類似行為を特例として認められていた廃止代替バスが、2006年の道路運送法改正により4条とみなされ、乗合事業に移行したが、それ以前に4条に基づいて運行していた乗合事業と区別する意味でこう呼ばれた。
→新4条
ミニバス[mini bus]
小型バスのことを指すが、特に、1973年に東京都心で東京都交通局がトヨタ「コースター」を使って運行を始めたバスが「ミニバス」と呼ばれたことで知られる。
みょうじょう・がた・ばすてい【明星型バス停】
明星型バス停 電照式バス停の中で、上から見た断面が正方形のものの愛称。都市部で多く見られる。
なお、この愛称が広く一般化しているとは言い難い。
→電照式バス停

むとう【霧灯】
霧などにより視界が制限されている場合、前方を照らす照度を増加させる任意灯。白色か淡黄色。
フォグランプ。
以前は、法的には補助前照灯というカテゴリーに含まれていた。

めいばん【銘板】
銘板 型式、年式、機関型式などを記載する板のこと。バスの場合、前ドア付近の車内にシャーシメーカーとボディメーカーとが別個に取り付けられている。
ネーム・プレート。
めとろ・まど【メトロ窓】
メトロ窓 観光バスなどに用いられる横引きの側面窓。1950年代から、デラックス観光バスに対し、窓を大きく見せて差別化を図る目的で採用された。語源は、パリのメトロ(地下鉄)と似ていたからだと思われる。
めろでぃ・ばす【メロディバス】
メロディバス 過疎地のフリー乗降性のバスにおいて、バスの接近を利用者に知らせるため、バスに取り付けられたスピーカーから音楽を流しながら走るバス。1981年に富士急行が採用したのが最初。(日本バス協会2008バス事業百年史)
写真は、音楽を流すためのスピーカー。

モータリゼーション[motorization]
自動車の大衆化。
1960年代中頃から、自家用車が普及し、交通渋滞、環境汚染、交通事故の増加、更に中心市街地の空洞化、公共交通の衰退などの現象が見られるようになった。主にこういった現象をネガティブに表現するときに用いる。
モーダル・シフト[modal shift]
貨物や人の輸送手段の転換。二酸化炭素排出量の削減を主目的に、貨物の場合は航路や鉄道への転換、自家用車の場合は公共交通や自転車への転換を図ること。
もくたん・ばす【木炭バス】
木炭を燃やして発生するガスを動力源とするバス。第二次世界大戦中の石油統制によりガソリンの入手が困難になり、代用燃料の使用を余儀なくされた際の、代燃車の一つ。
車体後部にガス発生炉を取り付け、そこで木炭を蒸し焼きにし、不完全燃焼により発生した一酸化炭素ガスと水素ガスを結合させて、内燃機関の燃料とする。
もけっと【モケット】
シートの上張り材で毛織物。
ものこっく・こうぞう【モノコック構造】
モノコック構造 応力外皮構造。
終戦後から1980年代までのバスに用いられた構造。航空機の機体製造技術を転用したもので、外板をリベットで結合し、骨組みと外板が一体となって荷重を支える。軽量で頑丈なボディ製造が可能になった。
丸みのあるスタイルを実現したが、1970年代後半から窓などの開口面の大きいボディに対応できるスケルトン構造が開発されると、次第にそちらへと移行している。
(画像:日野自動車販売パンフレット、1976年)
モノコック・ボディ[monocoque body]
モノコック構造の車体。
単体胴車体。
モビリティ・マネジメント[mobility management]
一人一人の移動が、社会にも個人にも望ましい方向に自発的に変化することを促す、コミュニケーションを中心とした交通政策。
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